お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が21日、フジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ#45』の夜公演にゲスト出演し、問題企画に再び翻ろうされた。

  • ハライチの岩井勇気

    ハライチの岩井勇気

一番恥ずかしいMCスタンスを見られる

漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによる同イベント。岩井は、前回(昨年12月)にゲスト出演した際、『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に影響された久保の希望で、「自分がピチピチの少女に転生して、アイドルオーディションに出たら」のプレイを実践。常連ゲストの岩井が「いつものこの番組と違う」と怯える問題作となった。

1年ぶりの登場となる岩井は、ヒャダインに「よく来てくれましたね」と迎えられると、「あんな不安な仕事はなかったです」「不安なまま企画がスタートして、不安なまま終わった」「ソリに乗ったことないのに、乗せられて押されたみたいな感じ」と恐怖体験を振り返る。

そんな前回の岩井ゲスト回以降の公演でも“豪族の娘”と化した久保がゲストにムチャぶりする蛮行をまとめたVTRが上演され、岩井は「思ったよりモンスター化してるじゃないですか」と、凶暴化に恐怖を隠せない。

しかし、再びアイドルオーディションにハマった久保は「初めてのアイドルファンコンサートのいろんな意味で試される内容だったトークコーナーやってみたいな」とリクエスト。デビュー当初のアイドルが持ち歌が少ない中でやたらと長い尺で行われるトークコーナーにインスパイアされ、「ただファンと交流する目的で、できるだけウケを狙おうと思わず、内容を薄くして盛り上げなくても良いトークコーナーに耐えられるか試したい」のだという。

早速、久保が司会役となって「今年レベルアップしたこと」をテーマにトークをスタートするが、「これでいいのか!?」(岩井)と一向に手応えがつかめない上、久保が進行に限界を感じだし、岩井に交代。デビューしたばかりのアイドルという設定を守らない久保に手を焼きながら見事な差配を見せたが、「イベントMCの時のスタンスを見られるのが一番恥ずかしい」と赤面した。

だが、これに飽きたらない久保は、『timelesz project』に影響されて「私もシンメを割って出てきてみたい」と要求。シンメとは、背中合わせの2人を割ってもう1人のメンバーが登場する演出で、久保みねヒャダと岩井のそれぞれの選曲でプレイすることになった。

ここでも久保は、力を加減せずに押し出したり、他人の選曲にも演出に口を出す豪族の娘っぷりを発揮。ヒャダインの「終われば終わるから」という心強い言葉を胸に苦行に耐え続けた岩井だが、この放送日程が発表されると「OAしないでほしい!」と懇願していた。

SNS上の代理戦争に“千の風状態”

“村の集会”スタイルで行われた夜公演ではほかにも、「今年の漢字」を書く清水寺の貫主につらい思いをさせたい能町、SNS上の代理戦争に“千の風状態”を感じたヒャダイン、人生の徳を積むために他人が放置した犬のフンを拾う久保、『渡辺篤史の建もの探訪』が35年続く理由の考察といった話題を展開。この模様は、オンライン配信で1月5日まで追っかけ再生される(チケットは同日18時まで販売)。

地上波フジテレビでは、1月1日(3:00~5:00)に『久保みねヒャダ明けましてこじらせナイト寿SP』を放送し、久保みねヒャダ3人による青森旅の模様を公開。昼公演で上演された「千葉ヒャダ旅」の模様は、1月25日深夜の1時間SPで放送。その後2月8日、22日深夜に隔週レギュラー放送され、同局の動画配信サービス・FODでも配信される。

次回のライブは2月1日に開催。昼公演に田中裕二(爆笑問題)、夜公演にフジの上垣皓太朗アナが登場する。前回は緊急ゲストで30分程度の出演だった上垣アナは、ムチャぶりの嵐にも完璧対応で強烈な印象を残していただけに、久保は「存分に楽しめる!」と今からどんなムチャぶりをぶつけようかワクワクの様子だった。