そのキュートなルックスと溌剌としたキャラで、多くのファンを持つ広瀬すず。TV CMでもお馴染みの存在であり、その姿を見ない日はありません。まさに若手のトップ女優といってもいいでしょう。

今回はマイナビニュース会員404人に、そんな広瀬すずが出演するドラマについて聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。

広瀬すず出演ドラマの人気ランキング

  • 1位:チア☆ダン(26.9%)
  • 2位:連続テレビ小説 なつぞら(24.2%)
  • 3位:世にも奇妙な物語 '20秋の特別編「イマジナリーフレンド」(6.8%)
  • 3位:ネメシス(6.8%)
  • 5位:学校のカイダン(6.1%)
  • 6位:夕暮れに、手をつなぐ(4.5%)
  • 7位:anone(4.2%)
  • 8位:エアガール(3.8%)
  • 8位:津田梅子〜お札になった留学生〜(3.8%)
  • 10位:東京にオリンピックを呼んだ男(3.0%)

続いてはトップ10までの作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します

1位:『チア☆ダン』(26.9%)

『チア☆ダン』は2018年、TBSテレビ系「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。広瀬すず主演の2017年公開の映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』の後日談となります。

映画版は、普通の女子高生チアリーダー部が、本場アメリカのチアダンス選手権大会で優勝を果たした福井県立福井商業高等学校「JETS」の実話を映画化したもの。テレビドラマでは、映画版の9年後を舞台に、映画版とは別の福井西高校の生徒たちが、「打倒JETS」「全米制覇」の夢を目指す物語です。主人公の藤谷(ふじたに)わかばを、土屋太鳳が演じました。

映画版の主人公・友永(ともなが)ひかりを演じた広瀬すずは、本作へは9年後の同役で特別出演しています。映画版の記憶も鮮明なこともあってか、ユーザーからは「映画は広瀬すずが出ているので観に行きました。とても演技が上手くて、さすが女優さんだと思った」「広瀬すずの映画見たのはこれが最初で、演技が上手くてびっくりした」などのコメントが寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「すずちゃんらしく明るく可愛い女の子を演じていた印象」(男性・59歳)

  • 「はつらつとした演技、引き付ける演技が魅力的」(男性・48歳)

  • 「チームワークがあって演技が光っていて、とても魅力的だった」(女性・41歳)

  • 「実話ベースのサクセスストーリーで、観ていて元気になった」(男性・43歳)

  • 「実話に沿った内容で、リアリティが伝わった」(男性・57歳)

  • 「広瀬すずのかわいいチアダンスを見ていたら、絶対にいい成績を出せそう!!」(男性・38歳)

  • 「しっかり屋のキャラクターが似合っていたから。まだまだ初々しさが感じられる頃なので、出来れば生徒役で出演して欲しかったと当時感じていた」(男性・53歳)

2位:『連続テレビ小説 なつぞら』(24.2%)

『なつぞら』は、2019年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第100作。1937年(昭和12年)生まれの戦災孤児の少女が、草創期の日本アニメの世界でアニメーターを目指す姿を描いています。

戦争で両親を失い、父の戦友に引き取られ、北海道・十勝で暮らし始めた奥原(おくはら)なつ=「なっちゃん」。国民学校の映画会で見たアメリカの漫画映画をきっかけに、アニメーターになる夢を抱きます。やがて彼女は上京し、アニメーターへの挑戦の日々が始まります。

本作で広瀬すずは、主人公の奥原なつを演じました。第100作の「連続テレビ小説」として豪華なキャストに囲まれながらも、彼女の演技には「主人公にぴったりの配役」「爽やかで、毎日元気をもらえた」「キャラクターが合っていて、よかった」など賞賛の声が届いています。

ユーザーコメント

  • 「演技が上手なので、都会的な役から『なつぞら』のような素朴な役もうまく演じる、大好きな女優さんです」(女性・49歳)

  • 「今は便利な方法でアニメ制作もされているが、アニメーターさんの苦労や素晴らしさがよく表現されていた」(男性・52歳)

  • 「困難な環境にあっても力強くいきる演出、ハングリーな精神がよかったと思います。内容的に演出するのも難しいと思うのですが、広瀬さんがしっかり演技されていたのが印象に残ります。NHKのドラマらしくよく出来た内容であったのもよかった。若くて美しい方のなので、これからも様々な分野に挑戦してほしいと思います」(男性・36歳)

  • 「広瀬すずさんは、等身大の役を演じているときが一番良いと思います」(男性・56歳)

  • 「成長していく彼女の姿が毎日楽しかったです。ドラマ上での成長もそうですが、半年かけて成長していくリアルな彼女が実感できたドラマだと感じました。この作品でさらに彼女の演技が成長したとも感じました。今後の成長も非常に楽しみです」(男性・56歳)

  • 「『なつぞら』で、はじめて広瀬すずさんを知りました。今までCMで頑張ってる女の子という認識で、名前は知りませんでした。ドラマの主役に出演され、やっと覚えました。一久さんとは何の前触れもなくいきなり結婚という展開には驚きましたが、美男美女なので、ありなのかなと思いました。ただこれといって二人は絶対離れることのない深い理由があるわけでもないのですが、淡々と夫婦生活が始まり、そのまま物語が終わってしまったのが、逆に今までのドラマにないなと思い、印象に残りました」(男性・49歳)

3位:『世にも奇妙な物語 '20秋の特別編「イマジナリーフレンド」』(6.8%)

『世にも奇妙な物語 秋の特別編』は2020年、フジテレビの「土曜プレミアム」で放送された『世にも奇妙な物語』の特別編。広瀬すずはその中の一編、「イマジナリーフレンド」にて主人公を演じています。

臨床心理学を専攻する大学生、原田早希(はらだ・さき)。一人っ子や長男長女によく見られる、空想によって負の感情を紛らわせて互いの人間の成長を育てていくという「イマジナリーフレンド」について学んでいます。実は幼い頃、彼女にもユキちゃんというウサギのぬいぐるみの友だちがいたのですが、ある日突然、ユキちゃんが早希のもとに姿を現します……。

広瀬すずが主人公・原田早希を演じた本作。コメントでは、「とても怖かった印象」「いちばん印象に残っている作品」「行動力や見た目はもちろん、喋り方も怖い話も好き。おもしろかったです」などの意見がありました。

ユーザーコメント

  • 「ストーリーが面白く、演技がよかった」(男性・55歳)

  • 「とても好きです。録画して何度も見ています」(男性・40歳)

  • 「今回のアンケートで気が付いたのですが、広瀬すずさんは本当に自然な感じで作品に溶け込む女優さんだなと思い、こちらを選びました」(女性・53歳)

  • 「ここに選択肢が出てきて思い出した。『イマジナリーフレンド』という言葉を始めて知った」(男性・44歳)

3位:『ネメシス』(6.8%)

『ネメシス』は2021年、日本テレビ系列「日曜ドラマ」にて放送されたテレビドラマです。1話完結型のミステリーと、主人公の父の失踪の秘密が複雑に絡み合う物語が展開される本作、主演を広瀬すずと櫻井翔が務めました。

栗田一秋(くりた・かずあき)がCEOを務める横浜の探偵事務所「ネメシス」。所属メンバーの風真尚希(かざま・なおき)と助手の美神(みかみ)アンナのもとに、大富豪の密室殺人の難事件が舞い込みます。

的はずれな推理ばかりする風真を、実は天才であるアンナがサポートしつつ事件は解決しますが、その裏では突然失踪したアンナの父・始について手がかりを探し続ける栗田の姿がありました……。

天才すぎる助手・美神アンナを広瀬すず、ポンコツ探偵・風真尚希を櫻井翔、事務所CEO・栗田一秋を江口洋介が演じた本作。ユーザーからは「可愛すぎて楽しめた」「キャラの陽気さがマッチしていて、はまっていた」「推理が楽しくて面白かった」などのコメントが届いています。

ユーザーコメント

  • 「広瀬すずのパンチのある感じがよく出ている」(女性・57歳)

  • 「櫻井翔さんとのコンビが良かったです」(男性・57歳)

  • 「神木隆之介さんの援護を受けて、逆境に立ち向かっていくのがかっこよかった」(男性・52歳)

5位:『学校のカイダン』(6.1%)

『学校のカイダン』は2015年、日本テレビ系の「土曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。広瀬すずの連続ドラマ初主演作となった作品です。

生徒会長の役目を押しつけられた地味な女子高生・春菜(はるな)ツバメが、シニカルな天才的スピーチライター・雫井彗(しずくい・けい)の教えを受け、言葉の力によって学校に革命を起こす学園ドラマ。タイトルの「カイダン」は階段を意味し、ツバメがスピーチライターに導かれて「革命の階段を上る」ことを表しています。

広瀬すずは、主人公・春菜ツバメを好演。もう一人の主人公である謎多き天才スピーチライター・雫井彗を神木隆之介が演じています。本作へは、「観た時に、新鮮な感じがした」「役が合っている」「初主演の印象が強い」などの声が寄せられました。

ユーザーコメント

  • 「清楚で、演技が素晴らしい」(男性・34歳)

  • 「広瀬すずを初めて知ったドラマだから」(男性・39歳)

  • 「まだ初々しく、制服がよく似合っていた。何よりドラマの内容がよかった」(男性・54歳)

6位:『夕暮れに、手をつなぐ』(4.5%)

『夕暮れに、手をつなぐ』は2023年、TBS系「火曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。広瀬すずが主演を務めました。

宮崎の片田舎でのびのびと育った浅葱空豆(あさぎ・そらまめ)は、エネルギッシュで天真爛漫なおてんば娘。その野生児っぷりに、周りからは「猿」や「猪」と呼ばれることも。そんな彼女が離れ離れになっている婚約者に会いに上京するものの、彼に好きな人が出来たことを理由に別れを切り出されます。

やけになった空豆は、ひょんなことから音楽家を目指す青年・海野音(うみの・おと)と出会い、やがて一つ屋根の下で暮らすことに……。

本作で、広瀬すずは主人公の浅葱空豆役、相手役の海野音役をKing & Princeの永瀬廉が演じました。ユーザーからは、「恋愛小説のようで楽しかった」「可愛くて、新鮮さが良かった」「博多弁? 九州弁がよかったですね」などのコメントが寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「心穏やかに、二人の恋愛がかわいく描かれていて面白かった」(女性・32歳)

  • 「少し前の作品ですが、広瀬さんの演技が印象的なので好きですね」(男性・52歳)

  • 「シナリオ設定に無理があったけれど、広瀬すずちゃんが伸び伸びと演技していて、相手の永瀬廉くんとの息が合っていて切ない気持ちが伝わってきました。テーマ曲に合わせた踊りもとても良かったです。冬ドラマとしての暖かさも感じました」(女性・53歳)

7位:『anone』(4.2%)

『anone』は2018年、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。『学校のカイダン』(2015年)以来3年ぶりの連続ドラマ主演作となった本作で、広瀬すずは主人公を演じました。

幼ない頃に児童養護施設に預けられ、その後両親が死去したことで天涯孤独の身となった辻沢(つじさわ)ハリカ。通称"ハズレ"の彼女は、特殊清掃などの日雇い日雇いアルバイトで生計を立てています。

ある日ハリカは札束の入ったバッグが捨てられているのを見たという友人の証言をもとに「柘(つげ)」という町を目指すことに。"つげ"は、かつてハリカが祖母と暮らした幸せな記憶のある町でした。彼女はそこで、ある老女と運命的な出会いを果たします……。

広瀬すずが主人公・辻沢ハリカを演じた本作。「広瀬すずさんに合ったドラマだった」「よく観ていたから印象に残っている」「とてもかっこいいなと思いました」などのコメントがありました。

ユーザーコメント

  • 「役柄が特徴的で面白かった」(男性・57歳)

  • 「演技がとてもいいので見たくなる」(女性・41歳)

  • 「第9話の、好きな男性の幸せのためにわざと心にもない悪態をついてから、離れたところで泣いているシーンで号泣した」(男性・45歳)

8位:『エアガール』(3.8%)

『エアガール』は2021年3月20日、テレビ朝日系列で放送されたスペシャルドラマ。戦後の日本で、「空を飛んでみたい!」という一心で、エアガール1期生となった女性の姿を描いています。

1928年、飛行機部品の生産を手がける小さな町工場に生まれた佐野小鞠(さの・こまり)。家業の影響からパイロットへの夢を抱く彼女ですが、当時の日本の状況はそれを許しませんでした。

1951年、戦後初の日本の航空会社・日本民間航空が発足。小鞠は飛行機の仕事に関わりたい一心でエアガールへの応募を決意します。とんでもない倍率の試験をなんとかパスした小鞠でしたが、入社式からわずか1週間後、あわただしく試験飛行に臨むこととなり……。

広瀬すずは本作の主人公・佐野小鞠を演じました。ユーザーからは、「元気だから。明るいから」「すごく可愛かった」などの声が届いています。

ユーザーコメント

  • 「CAのユニフォームが似合っていた」(女性・43歳)

  • 「広瀬すずの、昭和のころのCAの姿がとても似合っていた」(男性・56歳)

8位:『津田梅子〜お札になった留学生〜』(3.8%)

『津田梅子〜お札になった留学生〜』は2022年3月5日、テレビ朝日系列で放送されたテレビドラマ。本作で、広瀬すずは主人公の津田梅(つだ・うめ)を演じています。

明治時代、6歳の梅は、岩倉使節団の一員として最年少で米国留学へ赴きます。11年ものホームステイを通じて西欧の文化を学び、帰国した梅ですが思うような仕事に就けずに思い悩みます。

結婚という道を選ぶ同世代の女性たちを横目に、自分は何をしたいのか、何をすべきなのかを模索し、日本の女子教育の礎を築いていくさまを描いた作品となっています。

ユーザーコメント

  • 「着物などの年代物が似合うと思う」(女性・55歳)

  • 「歴史も知ることができ、役柄も合っていました」(男性・55歳)

10位:『東京にオリンピックを呼んだ男』(3.0%)

『東京にオリンピックを呼んだ男』は2014年10月11日放送のスペシャルテレビドラマ。高杉良『祖国へ、熱き心を - 東京にオリンピックを呼んだ男 -』を原作に、フジテレビ開局55周年記念ドラマとして制作されました。

1964年東京オリンピックの誘致に尽力した日系アメリカ人、フレッド・イサム・ワダ(和田勇)を主人公に、和田がスポーツ界に係るきっかけからオリンピック誘致に成功するまでを描いています。主演のフレッド和田勇を大沢たかお、その妻・正子を常盤貴子、勇の次女・和田メリーまりこを広瀬すずが演じました。

広瀬すずが出演したドラマランキングのまとめ

2012年、弱冠14歳でモデルとしてデビューした広瀬すず。以来、現在に至るまで途切れることなく活躍を続けています。

テレビドラマはもちろんのこと、『海街diary』(2015年)、『ちはやふるシリーズ』(2016年・2018年)、『四月は君の嘘』(2016年)など多くの映画作品に主演し、優れた実績を残しています。

そんな彼女のキャリアを反映してか、今回のアンケートでも、映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(2017年)の後日談であるテレビ版『チア☆ダン』が1位に輝きました。まさに映画との相乗効果と言える結果となっています。

調査時期: 2024年11月13日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 男女合計404人(男性:271人、女性:133人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート