自身20歳の誕生日である11月29日に1st写真集『MIYABI blue』(講談社)を発売した山岡雅弥。16歳のときに「ミスマガジン2021」でデビューし、グラビアを中心に芸能活動をしているが、中学時代にはレスリングで九州チャンピオン、現在は現役美大生という一面も持っている。

インタビューでは、そんな多才な山岡に自身の10代を振り返ってもらったほか、姉妹のような存在だというミスマガ同期や、幼少期の自身からは考えられないという変化について語ってもらった。

  • 山岡雅弥 撮影:宮田浩史

    山岡雅弥 撮影:宮田浩史

16歳でミスマガデビュー 11月で20歳に「全然大人じゃない」

――山岡さんは16歳で「ミスマガジン2021」でミスヤングマガジンを受賞しデビュー、11月に20歳を迎えられましたが、ご自身に変化はありますか?

私が小さいときに見ていた20歳ってしっかりとした大人に見えていたんですが、自分自身が20歳になって全然大人じゃないなと(笑)。それこそ20歳でもお仕事をしている社会人はちゃんとしていると思っていたけど、自分がなってみると全くそんなことなくて……子供たちに大人だなと思われるような人になろうと、つい最近思いました。

そう思ったことをきっかけに、少しずつ勉強も始めたんです。宅建など資格試験の参考書を買って読んだりしています。漢字があまり得意じゃないので、覚えることも兼ねて努力してます(笑)。

――逆に10代を振り返ってみると、どんな時間でしたか?

10代は、仕事もプライベートも後先考えずにそのときをとても楽しんでいたなと思います。いちばん印象的な出来事はやっぱりミスマガ。ミスマガメンバーと仲良くなれたというのも嬉しかったです。私はもともと友達少ない方なので、芸能界で友達ができると思っていなくて、こんな優しい世界なんだと思いました。今でも連絡を取って、会ったりお泊りしたりします。

――同期のような存在なんですね。いちばん仲がいいのはどなたなんですか?

家が近いのもあって和泉芳怜がいちばん泊まりに来てます。個人的な悩みも仕事の悩みもお互いに相談したりするので、姉妹に近い存在です。

緊張しすぎて気絶した幼少期 芸能界でコミュニケーション力が向上

――デビューから4年間でご自身が変わったと思う部分はありますか?

いまの話しとも繋がるんですが、コミュニケーション能力が上がりました! もともと緊張しいで知らない人とは全く話せなかったんです。保育園のお遊戯会に参加したときに、緊張のあまり倒れたことがあるくらい人前が苦手でした。それくらい引っ込み事案で、そのまま高校生になっていたので、レスリングの大会に出たときも表彰式を断っていました。だから、いまこのお仕事をしているのは自分でも驚いています(笑)。

――そんな山岡さんが今は人前に出るお仕事をされていると。

このお仕事をしていると、こういったインタビューなどでお話しする機会が多いので強制的にコミュニケーション能力が上がっていきましたね。ただ、DVDのイベントのときにファンの方とも交流があったんですが、手が震えてしまって(笑)。久々に緊張を実感しました。ファンの方にも自分から話を振ることができないので、そこも勉強しなきゃいけないなと思っています。

――反対にここは変わらないと思う部分はありますか?

表情の硬さです(笑)。それこそ人見知り・人前に出ることが苦手っていうこと似ている感覚で写真を撮られることも昔から同じくらい苦手でした。芸能活動を始めたときも写真に写ることが苦手で、「なんでこの仕事を始めたんだろう」と自分でも思っていました。ただ、ありがたいことに人に恵まれて、写真を撮られることが楽しいと思えるようになって、それから好きになりました。でも、自撮りはやっぱりまだ苦手(笑)。表情が変わらないし、角度も変になっちゃうので、まだまだですね。

芸能活動と現役美大生の両立で相乗効果

――お仕事と並行しながら、現役の美大生でもあります。両立とのいう部分は大変じゃないですか?

好きな絵を描いているので大変ではないです! 好きなことをしているので、普通の勉強に比べたら両立しやすいですね。私はどちらかというと、スケジュールが埋まっている方が好きなタイプなので、それもあるのかもしれません。

むしろ美大生としての活動がお仕事に活きている部分があります。いつもは撮られる側だけど、デッサンをするときに自分が撮る側の視点になると「この角度は美しかったんだ」という発見があっておもしろいです。自分が撮られる側になったときも、口の開き具合などのちょっとした動作で表情が変わってくるということがわかったので、今まさに試行錯誤しながら撮影に臨んでいます。

――そのほかに美大に通ってよかったことはありますか?

きれいだなと思える瞬間が増えたことです。道を歩いていても「こんなところに、こんなきれいなところがあったんだ」と気づくようになりましたし、落ちている葉っぱですらきれいに見える瞬間があります。そういうものに出会って、描きたいと思うことが増えました。

――レスリングでも活躍し、今はお仕事と両立して現役美大生とまさに文武両道な山岡さんですが、これからの20代で達成したい目標などはありますか?

お仕事で海外に行きたいです! まだパスポートも持っていないので、まずはそこから始めたいです(笑)。海外に言ったことがないので、初めての海外がお仕事って何かかっこいいので憧れです。イギリス人の知り合いがいて勝手に親近感をもっているので、まずはロンドンに。あとはレスリングをやっていたときに、グアムから選手が多く来ていたので、行きたいです。もし2nd写真集を発売するときには、海外ロケができたら嬉しいです!

  • 山岡雅弥1st写真集『MIYABI blue』 撮影/LUCKMAN

■山岡雅弥
2004年11月29日生まれ。福岡県出身。中学時代にレスリングで九州チャンピオンに輝き、全国ベスト8の実績を持つ。16歳の時に応募した「ミスマガジン 2021」でミスヤングマガジンを受賞し、芸能活動をスタート。以後、グラビアを中心に多方面で活躍中。現在、美術大学に通う大学生でもある。1st写真集『MIYABI Blue』(講談社)が発売中。