小田急電鉄は、2025年3月15日のダイヤ改正で、開成駅を平日・土休日の終日にわたり快速急行の停車駅にすると発表した。これにともない、一部列車を除き実施している新松田駅での快速急行から急行への種別変更は廃止となる。

  • 小田急電鉄の通勤車両5000形。快速急行・急行にも使用される

新宿～小田原間の急行はかつて新松田駅から小田原駅までの途中駅をすべて通過していたが、開成駅で10両編成に対応したホーム延伸工事が完成した後、2019年3月のダイヤ改正から同駅が急行の停車駅に追加された。あわせて一部の快速急行を対象に、新松田駅で種別変更を行い、新松田～小田原間を急行として運転するようになった。

現行ダイヤにおいても、日中時間帯を中心に、新宿駅発着で運転される快速急行の多くが新松田駅で種別を変更し、急行となって開成駅にも停車している。ダイヤ改正で開成駅を快速急行の停車駅に加えることにより、新松田駅での快速急行・急行の種別変更は廃止されることとなった。