小田急電鉄と東京メトロは、2025年3月15日のダイヤ改正で、平日・土休日の日中時間帯に東京メトロ千代田線から小田急多摩線へ直通する唐木田駅発着の列車を設定すると発表した。千代田線内は各駅停車、小田急線内は急行として運転される。

  • 東京メトロ千代田線・小田急線を直通する唐木田駅発着の急行が再び設定される(写真は2017年撮影)

東京メトロ千代田線から小田急多摩線へ直通する列車は以前にもあり、「多摩急行」という種別で運転されたこともあったが、現在は設定されておらず、日中時間帯の東京メトロ千代田線・小田急線直通列車は成城学園前駅または向ヶ丘遊園駅までの運転(千代田線内は各駅停車、小田急線内は急行・準急などの種別で運転)となっている。

2025年3月のダイヤ改正で、日中時間帯に向ヶ丘遊園駅発着で運転される急行を対象に、運転区間を延長。東京メトロ千代田線から小田急多摩線へ直通する唐木田駅発着の急行を再び設定する。これにより、「多摩線各駅と表参道や大手町など都心方面等の間の移動が、乗り換え無しでスピーディーになります」(小田急電鉄)とのこと。

  • 小田急多摩センター駅の上り時刻表イメージ

11~14時台の小田急多摩センター駅において、現行の都心方面(上り)は新百合ヶ丘行の各駅停車と新宿行の各駅停車(新百合ヶ丘駅から急行)を毎時3本ずつ設定しているが、ダイヤ改正で時刻・行先・種別を変更。発車時刻を毎時6・16・26・36・46・56分発にそろえ、毎時6・26・46分発を新宿行の急行、毎時16・36・56分発を東京メトロ千代田線へ直通する急行とする。なお、今回のダイヤ改正から急行は多摩線の全駅に停車する(快速急行・通勤急行は対象外)。