神奈川県の西端に位置する南足柄市(みなみあしがらし)は、昭和47年(1972年)4月1日に神奈川県18番目の市として誕生した「金太郎のふる里・万葉の里」。半世紀にわたり、水と緑があふれる豊かな自然と歴史に育まれ、文化と産業が共存したまちとして、市民とともに歩み、発展しています。

小田原市や箱根町に隣接しており、都心から約80km、横浜から約50kmの距離にある同市は、良質で豊富な水と緑をはじめ、足柄三山(明神ヶ岳、金時山、矢倉岳)や、四季折々に咲く花による地域おこし「あしがら花紀行」など、豊かな自然の四季折々の表情を見ながら1年を過ごすことができます。

また、温暖な気候にも恵まれ、風水害も少ないことから安心して暮らせるまちでもあり、主な交通網として、鉄道は「伊豆箱根鉄道」大雄山線が通っています。市内の駅から都心までは約1時間30分の好アクセス! 「平日は都心へ通勤、週末は田舎暮らし」を味わえるまちです。その他の市内の交通手段は、路線バスとタクシー(予約型乗合を含む)となっています。

本稿では、そんな南足柄市への移住の魅力や、ふるさと納税返礼品について紹介していきます。

今年度から新しい補助も! 南足柄市の魅力について

  • 一ノ堰ハラネ春めき桜

“ほどよく都会、ほどよく田舎”で子育てしやすい南足柄市は、大雄山線の駅が6駅あり、小田急線も近いので通勤・通学に便利です。

また、良質な水が水道水で飲めて、県内の市で料金が1番安いのだそう。

市内の小中学校の給食費が一律「0円」なのも魅力の一つ。また、子どもを遊ばせながら子育ての相談ができて親同士のつながりもできる子育て支援拠点施設「にこっと」もあります。

  • 子育て支援拠点施設「にこっと」

「大雄山最乗寺」など歴史が薫るパワースポットのほか、桜・酔芙蓉(すいふよう)など四季を通じて花が咲く「花の里」など、観光スポットも多彩です。

南足柄市への移住は、自然の中で子育てをしたい人や週末は田舎でゆっくりしたい人、スローライフを送りたい人におすすめとのこと。

支援制度について

南足柄市は、今年度から市内の空き家をリフォームして移住した新婚世帯に最大で70万円を補助する支援制度がはじまりました。神奈川県内の自治体の同様の補助金の中で、一番高い補助額なのだとか!

【結婚新生活移住支援補助金】
新規に婚姻又はパートナーシップ宣誓を機に市内で新たに新生活を始める世帯に対し、居住予定の空き家をリフォームした際の費用の一部を補助します。
<対象者>
令和6年1月1日から令和7年3月31日までの間に婚姻届を提出し、受理された夫婦又はパートナーシップ宣誓証明(※)を受けた方
※本市とパートナーシップ宣誓制度に係る相互利用協定を締結している他の地方公共団体が発行したパートナーシップ宣誓証明を含みます。
<申請期間>
令和6年11月1日から令和7年3月31日まで
<補助対象経費>
空き家のリフォーム費で、次のいずれにも該当するもの
(1)婚姻等を機として夫婦等の双方又は一方の名義で購入又は賃借した空き家に係るもの
(2)空き家のリフォームの工事請負契約が婚姻日等の1年前の日から婚姻日等の1年後までの間に締結され、令和6年4月1日以後に支払ったもの
<補助金額>
(1)2人がともに29歳以下 補助上限額70万円
(2)2人がともに39歳以下 補助上限額30万円(2人がともに29歳以下の場合を除く)

移住者のエピソード

2011年に移住した安田さん一家に、南足柄市への移住後の感想を聞きました!

  • 安田さん一家

多くの候補地の中から南足柄市を選んだ理由は?
自然環境やコミュニティの良さ、水のおいしさですかね。
南足柄市の自然環境は?
駅からは明神ヶ岳、狩川(かりがわ)には清流が流れ、矢倉岳越しには富士山が。怒田(ぬだ)丘陵の向こうに松田山と丹沢山塊(たんざわさんかい)。三方を山で囲まれ、南には海も望めます。空気が良くて、名水が多いです。
南足柄市のコミュニティは?
地域にゴミが少ないです。家もよく手入れされ、会う人が話しかけてくれます。大雄山最乗寺など、地域の精神的なアンカーが存在するのもいいですね。適度な人口規模で、お互いがゆるやかに見守りあっています。
南足柄市の社会インフラは?
駅前の商業ビルや各地域センターなどのファシリティが充実。運動公園には感動しました。銀行も複数あり、郵便の中央局があり、医療機関も多く中核病院も近いです。
南足柄市の買物環境は?
スーパーマーケットや食料品店が充実。真鶴や小田原で水揚げされる鮮度の良い魚が、近所のスーパーで安く手に入ります。御殿場のアウトレットにも車で30分。
南足柄市での暮らしを紹介してください。
平日は朝7時頃に出勤し、夜は20時以降に帰宅。時間外労働もそれなりにあります。新宿に勤めているのに通勤ラッシュはなく、全線座っていけます。週末は、散歩か畑仕事です。市民農園を借り、日々使う食材を多い時で20種類くらい作っています。家族で散歩にもよく行きます。小学校低学年の子どもたちも30キロくらいは歩きます。「それは散歩じゃない」ってよく言われますけど(笑)。

自治体からのメッセージ

結婚を機に南足柄市に移住してみませんか?
南足柄市は、自然豊かで子育て支援が充実した市として、リモートワークなどを活用し都市部から移住される方のほか、都心と南足柄市で二拠点居住をしてジビエを堪能している方などもいらっしゃいます。市では移住に関する相談を積極的に行っています。色彩豊かな自然の中で山登りや川遊び、週末はキャンプや農業を楽しみながらゆっくり生活できる南足柄市へ、一度いらっしゃるところから始めてみませんか?

南足柄市のふるさと納税返礼品について

南足柄市で生まれて育った「相州牛(そうしゅうぎゅう)」のお肉や、地元企業である富士フイルムの化粧品「アスタリフト」を紹介します。どちらも南足柄市の人気の返礼品なのだそう。

【国産希少牛】相州牛(すき焼き用) 1.0kg 南足柄ブランド

・提供事業者:株式会社長崎畜産
・神奈川県南足柄市竹松913
・内容量:1.0kg(500g×2)
・寄附金額:5万円

農林水産大臣賞受賞歴のある「長崎畜産」が、丁寧に育て上げた南足柄ブランド「相州牛」です。肉質はキメが細かく、とろけるような甘さの上質な脂、極上の旨みと風味が特徴。毎年リピートしている寄附者もいるほど人気なのだとか! 今年からは返礼品として焼肉やステーキにも最適な厚切りのお肉も提供されています。

富士フイルム《先行美容液》アスタリフト ジェリーアクアリスタ 60g

・提供事業者:富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
・内容量:60g
・寄附金額:4万7,000円

南足柄市が創業の地である事業者・富士フイルムの化粧品アスタリフトの看板製品「ジェリーアクアリスタ」です。洗顔後、化粧水をつける前の素肌に本製品を使用することで、「Wヒト型ナノセラミド」が角層のすみずみまで浸透し、うるおいで満たされた肌へと導きます。大切な人へのプレゼントにもおすすめとのこと。


今回は神奈川県南足柄市の移住の魅力と、人気の返礼品を紹介しました。良質で豊富な水と緑をはじめ、四季折々の自然を楽しめるまち。都心へのアクセスも良く、通勤や通学にも便利です。結婚新生活移住の支援が手厚いのもうれしいポイントです。気になる方は一度チェックしてみてください。