明日29日に生放送されるTBS系『報道の日2024』(9:54~16:30)で報道番組のMCに初挑戦するお笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦にインタビュー。22日に行われた漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』の感想やコンビの今後について話を聞いた。
2025年に開局70周年を迎えるTBSテレビ。今年の『報道の日』では、「“テレビ報道70年”8つの禁断ニュース」をテーマに、ジャニー喜多川氏による性加害問題に関するSMILE-UP.の補償の裏側や、岸・安倍三代と旧統一教会の組織的関係の原点などを独自取材し、ニュースの真相を紐解く。MCは膳場貴子、中田敦彦、井上貴博アナウンサー。中田は地上波への出演は1年ぶり、TBS番組への出演は2年ぶりとなる。
今年のテーマにちなみ、「自身の“今だから話せる禁断ニュース”は?」との質問に、中田は「私はデビュー時から全部黒歴史が出ちゃっていて、黒歴史しかないんですよ。若手の頃だったらいいんですけど、ここ数年前まで黒歴史だから」と苦笑い。「昨日『M-1』めっちゃ見ました! めちゃくちゃ面白かったです」と話題を変えた。
そして、特に印象的だったコンビについて「もちろん令和ロマンすごいと思いましたね」と史上初の連覇を果たした令和ロマンを挙げ、「しゃべくり漫才の後に漫才コントやって、その上であんだけ盛り上げて。トップバッターで。もう奇跡! あんなこと芸人だったら絶対できないってわかります。あんな難しいことをやっているコンビがいるんだなってびっくりしました」と感嘆。
続けて、「バッテリィズはもう好きになっちゃいましたね。このキャラクター面白いって、好きになったら笑いやすいし。だからみんな好きになったんじゃないかな。すごい魅力的で。最終決戦の3組も素晴らしかったですけど、4位のエバースも、文学的で知的でしたよね」と熱く語り、「こんなに『M-1』を語ると決勝に出た感じですけど、10年間敗退しているんで。なんとも言えない」と笑った。
また、「審査員席もすごくて、若林(正恭)さんとか石田(明)さんとか、同じ時代を頑張ってきた、先輩ですけど近い世代の芸人さんが入っていて、審査員も応援していました。大変な審査だろうけど頑張ってねという気持ちで、とても楽しかったです」と審査員も労った。
『M-1』を見て、コンビでまた笑いを届けたいと刺激を受けたのではないかと尋ねると、「いやいや、むしろ逆です。無理だなと。ネタなんかできないなと思いました。1年間研鑽を積んであそこに立っている選手たちというか、オリンピックみたいなもので」と答え、「私も審査員の人とかの方が世代が近いですから、懐かしんで見ていて、私には私の今の戦いがあると思うので、とても清々しい気持ちで見ていました」と笑顔で話した。
約20年前、「武勇伝」ネタでデビューしてすぐにブレイクしたオリエンタルラジオ。今後のコンビでの活動について、中田は「視聴者のニーズも含めて、コンビで見たいと言っていただけるのであればやりたいです。我々はお客さん、視聴者あっての仕事なので、求められたらやりたい。相方(藤森慎吾)のことも大好きですし、リスペクトもしてますし、それぞれでいろんなジャンルを頑張っているなと思うので、できたらいいなと思いつつ、風に任せていくという気持ちです」と語っていた。
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