日本テレビ系音楽特番『発表!今年イチバン聴いた歌 ~年間ミュージックアワード2024~』(28日19:00~)に出演する田原俊彦が、本番を前に取材に応じた。
田原は、80年代・90年代にかけてリリースされ大ヒット曲となった「ごめんよ涙」「ジャングルJungle」「抱きしめてTONIGHT」をパフォーマンスする。
――今日のステージの見どころを教えてください。
シングルを80曲出していて、その中でもメインといいますか、ヒット曲でもあるこの3曲を歌うことができて本当に嬉しいです。すごく“魅せられる”曲なので、目一杯暴れたいなと思っています。
――デビュー45周年の今も、体のキレが変わらない田原さん。日頃はどのように自らを鍛えていますか?
特別なことは普段何もしていなくて、ジムにも行ったことがないんですよね。年間通してライブが大体30本ぐらいあって、リハーサルで結構汗をかかせてもらっているので、それがトレーニングになっているかな。強いて言えば犬の散歩で、犬を飼い始めて4年、人生で一番歩いているんじゃないかというぐらいです。携帯電話の万歩計を見ても、1週間の平均値が7000歩から8000歩。1日最低5kmぐらいは歩くようにしていて、散歩だけじゃなくて「タクシー乗ろうかな」というちょっとした距離のところは 「いやいや、歩こう」と思って歩いたりもしています。
――歌声についてはいかがですか?
ステージで、生で、当時の原曲キーで歌っているので。ちゃんとトレーニングして、常に原曲キーのピッチを出せるようにしています。
――45年、変わらずに続けられるモチベーションはどういうところにありますか?
子供の頃から夢見た、「歌って踊るエンターテイナーになりたい」という夢でこの世界を走り始めたので、それになれたという、これ以上の幸せはないわけです。それを仕事として45年継続できている。すごく自分でも幸せだし、納得いく。本当にファンの方がずっとそばにいて支えてくれていたので、みんなの期待に応えられるように1年1年積み重ねて今があるという感じです。50周年に向けて、またコツコツやっていきたいです。
――10代、20代の頃から本当にお忙しい生活をされていたかと思います。その頃の経験で役立っていると感じることはありますか?
10代、20代の頃は本当に寝る間もないぐらい忙しかったんですけど、その中で自分がやらなきゃいけないことを放棄しないでやってきて今があると思っているので。それを苦痛に感じたことは…眠いぐらいはあるけどね(笑)、「眠い」とか「女の子と会いたいな」とか、そういうのはありましたけど…今、笑うところだよ(笑)。でもそれは、30代、結婚して子供ができたり時代によって様々で、今もステージに立っていられることは本当に感謝ですね。“田原俊彦”って楽しいんですよ。やっぱり田原俊彦じゃないとできないこと、会えない人はすごくたくさん。そういう素晴らしい機会があるのでね、しっかりやってきてよかったなと思います。
――近年では、TikTokやYouTubeなどSNSなどでも発信を続けられていますが、SNSへの関心はどういったきっかけだったのですか?
コロナ禍で、みんなとの距離感がちょっと離れたんだよね。お客さんとのコミュニケーションのツールとして何かやらなきゃいけないんじゃないかと思って、TikTokを還暦で始めて、来年の誕生日で4年。YouTubeチャンネルも立ち上げてもう2年半ぐらい。時代に置いてきぼりされないように、必死にじじいは頑張っています(笑)。
――SNSだからこそ意識していることや、演出の仕方はありますか?
本当にスタッフに任せっきりです。YouTubeチャンネルのスタッフは20代や30代の方で、「おにぎり作れ」「焼きそば作れ」とか(笑)…僕も楽しみながら、遊ばれながらやっています。YouTubeだからこその“普段の田原俊彦”を見られるということは面白いんじゃないかなと。
――SNSが普及した時代だからこそやっていきたいこと、チャレンジしたいことはありますか?
来年で64歳ですが、僕を知らない世代の方々もSNSで簡単に検索して見ていただけるのでね。そういうところにたくさんいろんな発信を投げられるように。でも何か特別に「これやろうか」というよりは、それは自然の流れですから。僕はずっと45年同じルーティーン、毎年シングルを出して、ライブやって、ディナーショーやって、ということを主軸にやっています。そこに何かプラスアルファになるようなチャレンジは、これからも試みていきたいです。
【編集部MEMO】
番組MCの上白石萌音は「私はこの番組のMCが3年目になるのですが、大好きなエラちゃん(池田エライザ)がいてくれて今まで以上に年末が楽しみですし、とても心強いです。一緒に今年を彩った曲をたくさん楽しめるのがとてもうれしくて、すでにワクワクしています」、池田エライザは「私は基本的に進行することが得意ではなくて、まさか自分がこういう役に選んでいただけるとは考えたこともなかったんですけど、今回は萌音ちゃんと一緒ということで、年末に仲良しの萌音ちゃんと一緒に今年を彩った音楽を楽しみながら、ああだこうだ言いながら、私たちらしい空気感でよければ、ぜひお供したいなと思って光栄でした」とコメントしている。