北九州市とJR九州は、北九州空港の最寄り駅となる朽網駅に2025年4月1日から特急列車を停車させると発表した。これにより、北九州空港の新アクセス「朽網駅特急ルート」が誕生する。
朽網駅への特急列車の停車に関して、北九州市は「北九州空港大作戦」(2月20日発表)で「空港アクセス強化施策パッケージ」として打ち出していた。4月1日以降、下り(大分方面)は「ソニック1号」(朽網駅7時24分発)、「にちりんシーガイア5号」(朽網駅8時45分発)、「ソニック31号」(朽網駅15時19分発)、「ソニック37号」(朽網駅16時53分発)、「ソニック43号」(朽網駅18時20分発)の5本、上り(小倉・博多方面)は「ソニック6号」(朽網駅7時56分発)、「ソニック8号」(朽網駅8時33分発)、「ソニック16号」(朽網駅10時28分発)、「ソニック42号」(朽網駅16時53分発)、「ソニック48号」(朽網駅18時28分発)の5本、上下計10本の特急列車が朽網駅に停車する。
特急列車の停車を開始した後、利用実績によって朽網駅に停車する列車・本数を検討するとのこと。今回発表した時刻は2024年12月26日現在に計画しているものであり、最終的な列車の時刻は2025年1月24日発行予定の「JR時刻表2月号」に掲載される。
あわせて発着駅(折尾駅、黒崎駅、博多駅、別府駅・大分駅)から朽網駅までの乗車券・自由席特急券、朽網駅から北九州空港までのエアポートバス運賃がセットになったデジタルきっぷ「北九州空港特急きっぷ」を発売。一部区間において、購入しやすいキャンペーン価格(2025年6月30日まで)での発売を予定している。
その他、エアポートバスも4月1日以降、「エアポートバス朽網線」を現在の27往復から40往復に増便、「エアポートバス小倉線(ノンストップ便)」を現在の17往復から21往復に増便する。同日から折尾駅を中心とした約3km圏内にて定額500円で利用可能な「折尾駅定額タクシー」も開始される。