ホームパーティーや親戚との集まりなどが多くなる年末年始。華やかさはありつつも、簡単にできる料理で食卓を彩りたいですよね。そんなシーンにぴったりな郷土料理を、地元目線でふるさとをどや! っと紹介するInstagramアカウント「どやふる / DOYAFUL Powered by JA共済(doyaful_jakyosai)」で発見。牛乳パックで作る山口名物「岩国寿司」のレシピを紹介します。
“殿様寿司”とも呼ばれる山口名物「岩国寿司」とは?
「岩国寿司」とは、山口県・岩国を代表する郷土料理。豪華な具材を使った四角い押し寿司で、かつては祝い事や献上品として作られていたのだそう。藩主に献上した際に喜ばれたことから別名“殿様寿司”とも呼ばれています。
そんな「岩国寿司」のレシピはこちら……
「牛乳パックで作れる!?岩国寿司」
【材料】(牛乳パック1本分 3〜4人分)
<れんこん酢漬け>
れんこん 1/2節(約100g)
穀物酢 大さじ3
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1/4
<しいたけ煮>
しいたけ 10〜12個(約100g)
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ3
酒 大さじ1
水 200cc
<錦糸卵>
卵 3個
みりん 大さじ1
塩 小さじ1/4
サラダ油 適量
<ゆでえび>
ゆでえび 8尾 ※そのまま食べられるもの
<絹さや>
絹さや 15個
塩 小さじ1
水 1000cc
<酢飯>
米 3合
水 適量
穀物酢 大さじ6
砂糖 大さじ4
塩 小さじ2
<飾り>
桜でんぶ 適量
(引用:「どやふる / DOYAFUL Powered by JA共済(doyaful_jakyosai)」)
まずは具材の準備から。れんこん酢漬けは、れんこんを洗って皮をむき、薄い半月切りにして、酢水(分量外)に5分ほどさらします。水気を切ったら、沸騰した湯で3分ゆで、ざるにあげて水気を切ったら保存容器に移したら、穀物酢、砂糖、塩を入れてよく混ぜます。冷蔵庫で半日ほど漬け、味がなじめばできあがりです。漬け込む時間を考えて、れんこん酢漬けはあらかじめ準備しておくとスムーズになりそうです。
しいたけ煮は、しいたけの石づきを取り、0.5cmほどの厚さにカット。小鍋に切ったしいたけとめんつゆ、酒、水を入れて中火にかけ、水分がほとんどなくなるまで煮詰めたらできあがりです。
錦糸卵は、ボウルに卵を割り入れ、みりん、塩と一緒によく混ぜます。フライパンにサラダ油をなじむ程度ひき、弱めの中火にかけたら、フライパンの大きさに合わせて薄焼きになるように卵を流し入れ、流れないくらい火が通ったら火から外します。蓋をして余熱で火を通し、これを繰り返して薄焼き卵を作ります。粗熱が取れたら1枚ずつ丸め、千切りにしたらできあがりです。
ゆでえびは、水分をふきとり、横半分に切るだけでOK。
絹さやは洗って筋を取り、沸騰した湯に塩を入れ、1分ほどゆでたら氷水に取ります。ざるにあげ、水気をふいて斜め半分に切ったら完了です。
酢飯は、米を洗って炊飯器に入れ、酢飯用の目盛りに合わせて水を入れ、酢飯モードで炊飯し、ごはんをボウルにうつします。ごはんを冷ましながら穀物酢、砂糖、塩を混ぜ、粗熱が取れたらできあがりです。
型に使う牛乳パックは、洗って乾かした後、口から底側に向かって切り、蓋を作ります。
開き口に向けて切り込みを入れ、折り込んでテープで留めたら完成です。
クッキングシートを敷いた牛乳パックの型に、約1/2量の酢飯を詰め、具材の半量を酢飯の上にまんべんなく盛り、さらに残りの米をしき詰めます。
一番上に具材の残り半量と桜でんぶを盛ったら、ラップをかけ、牛乳パックの蓋をして輪ゴムをまき、重石をのせて冷蔵庫で1時間ほどねかせます。
24.牛乳パックから取り出し、裏返してからカットしたらできあがりです!
一番上にむしえびが見えるようにのせることで彩りが増すのだそう。家族や友人との集まりでみんなで一緒に作ったら盛り上がりそうですね。
どやふるでは、全国の地元グルメのレシピなどマニアックな情報を発信しています。長い年末年始のお休みに郷土料理作りを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか?