東大理三・現役合格! 上田彩瑛「受験勉強」で苦手分野の取り組み方は? 悩む受験生にアドバイス
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。

全国の受験生を全力で応援するコーナー「応援部 宣言メイト! supported by カロリーメイト」(毎週金曜 22:07頃~)では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)こと“こもり顧問”と、水曜~金曜を担当するアンジー教頭こと“アンジー副顧問”、さらには月替わりの“特別コーチ”が、受験生を応全力で応援していきます。

12月は、現役東大生で医学部6年生の上田彩瑛(うえだ・さえ)さんが特別コーチを担当。

12月13日(金)の放送では、大阪大学を受験する生徒(リスナー)と直接電話を繋ぎ、数学の取り組み方をレクチャーしました。

(左から)こもり校長、上田彩瑛さん、アンジー教頭

2000年生まれ、大阪府出身の上田さん。東京大学のなかでも最難関と言われる理科三類に現役で合格し、1年生で「東大ミスコン2019」でグランプリを受賞。その後、医学部に進学し、現在は東京大学医学部6年の現役大学生です。

――こもり校長「すごく頑張ってるなと俺は思う」

アンジー教頭:まずは受験にまつわる宣言を聞かせてください!

リスナー:高校1年生から目指している、大阪大学の法学部に絶対現役合格します!

こもり校長:ちょっと上田先生と似てるんじゃないですか? 高校1年生の頃から目指しだしたっていうのは。

上田先生:そうですね。私も高校1年生のときから東大を目指し始めました。

こもり校長:法学部に行きたいのはなんでなの?

リスナー:もともと英語が得意だったので、それを将来活かしたいなと思っていました。英語力プラス何かもほしいなと思って、それなら法学部だと法も学べるし論理的思考力とかも養えると考えたんですね。外交官とか、それ以外のいろんな職業に就く道が広がるかなと思って選びました。

アンジー教頭:とっても明確だね!

こもり校長:そこまでやりたいことがくっきり見えているんだったら、絶対に目指してもらいたいなと思うんだけれども。上田先生のお友達で法学部の方はいらっしゃるんですか?

上田先生:いますね。関西の大学の子もいますし、東大の友達で法学部もけっこういます。もう4年生で終わりなので、働いている子が多いです。一人ひとり全然違う職業に就いてたりっていうのもあるので、(就職先の)選択肢は広いのかなと思います。

こもり校長:へ~! 法学部に入るために今どれぐらい勉強してんの?

リスナー:今日から午前(授業)なんでもうちょっと増えると思うんですけど、今までは6、7時間授業のあと4~5時間です。休日は10、できるときは12時間くらいやってる感じです。

こもり校長:すごいね! 先週、上田先生も言っていたけれど、それぐらい全部を捨ててでもやるぐらいじゃないと、掴むのはなかなか難しいですかね?

上田先生:そうですね。

こもり校長:平日10~12時間って言ったら、半日以上よ? 長いこと勉強し続けて、すごく頑張ってるなと俺は思う。

――上田先生「問題作成者が伝えたいポイントを読み取って」

こもり校長:自分の頑張りと成績みたいなところは比例してる?

リスナー:模試の判定は前より上がってはいるんですけど、数学がすごく苦手で……。模試とかでも、できるところの単元だと得点は高くなるんです。だけど、当日に苦手分野が出たときに解けなかったら意味がないなと、今悩んでいます。

こもり校長:じゃあ、「残り3ヵ月で苦手分野を克服するには」みたいなところが課題だったりするってことか。ここから何かできることってあるんですか?

上田先生:「苦手なところがある」と自分のなかで感じてしまうと、それだけでちょっと不安な要素になっちゃうかなと思うんですね。なので、「自分はもうやったから大丈夫!」と自信が持てるぐらいまで、その分野を研究できるといいのかなと思います。「自分はここまでできるから、ここまでだったら絶対点とれるから大丈夫!」と思えるぐらいまで演習を詰めたらいいのかなと思っていて。

数学はいろんな単元があると思うんですけど、たぶん作成者は解かせるために問題を出しているから、絶対に解けないはずないと思うんですよ。作成者が伝えたいポイントは問題文に絶対あるので、そこを頑張って読み取ります。

数学ってどうしても問題文が少ないので読み取るのは難しいんですけれど、私たちに解いてほしいと思っているはずなんです。解かせたくないわけじゃないから、そこで諦めないようにできるといいのかなと思ったりもします。

リスナー:ありがとうございます。

――上田先生「現役生はここからの1ヵ月で全然伸びます」

こもり校長:上田先生は高校受験生のときに苦手だった科目ってありましたか?

上田先生:国語がけっこう苦手でした。現代文が苦手で、小説で全然違う選択肢を選んだりすることがけっこうあったんですね。なので入試問題を研究して、「こういう問題は、こうやってシステマティックに解けばいい」みたいなことを分析しました。最低限ここまで取れればいい、と勉強していたんですけど、最後の最後まで理科が間に合いませんでした。数学はけっこう得意で理科も苦手ではなかったんですけど、間に合っていなかったですね。

こもり校長:それでも、欲しいところまで行きました?

上田先生:行きませんでした。全然点数につながらない時期があってすごくしんどかったので、できる限り演習を積んでましたね。

こもり校長:そっか。あともう1ヵ月ぐらいになったときに、苦手なものの傾向だったり研究していけば、“もしかしたら”はあるかもしれないってことですね。

上田先生:現役生はここからの1ヵ月で全然伸びます。共通テストまでの1ヵ月も伸びるし、共通テストからの1ヵ月も伸びるので、けっこう伸びます(笑)。ですから、負けないでほしいです。

<番組概要>

番組名:SCHOOL OF LOCK!

パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)/月曜~火曜、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)/水曜~金曜

放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/