B‐Rサーティワンアイスクリームは、12月28日からアイスクリームケーキの新カテゴリー「31 PATISSERIE(サーティワン パティスリー)」を展開する。誕生日やクリスマス、記念日のお祝い以外の日常の中で楽しめる新しいアイスクリームケーキのカテゴリーとして気軽に手土産やご褒美として楽しめるスイーツだ。
サーティワンが考える「新しいケーキのカタチ」
発表会に同社マーケティング本部マーケティング部長の橋本貴史氏が登壇。31 PATISSERIEについて、「サーティワンは新しいケーキのカタチを作りました」と宣言した。
サーティワンのアイスクリームケーキの販売は2024年までに7年連続売上を伸ばしており、お誕生日や記念日 などの特別な日にアイスクリームケーキを選ぶ人が増えていることがうかがえる。一方で、特別な日以外の日常で食べるスイーツとしても気軽にアイスクリームケーキを選んでもらいたいという課題があったという。
橋本氏は「アイスクリームケーキ市場というものを捉え直すことにし、洋生菓子ケーキ市場を調査したところ、直近1年以内に洋生菓子ケーキを購入した20~50代女性は2,431万人、洋生菓子ケーキを購入している方の年間購入回数の平均は8回であることがわかりました。ここから、この年間8回のうち1回でもアイスクリームケーキを購入してほしいと考えました」と話す。
これまで非日常需要が多かったアイスクリームケーキを日常の中で食べてもらうために、 サーティワンのフレーバーを活かしながらも、「ケーキらしい」断面&層を意識、普段使いしやすい2,500円という価格にもこだわったという。発売日の28日には2種類の新しいアイスクリームケーキが同時に発売される。
31 PATISSERIEはアイスクリームケーキで賞味期限がなく、冷凍庫に入れておけば好きな時に取り出して食べられるのも魅力(ただ冷凍庫内で乾燥はするため早めに食べるのがおすすめだそう)。
人気フレーバー「ストロベリーチーズケーキ」を使用したアイスクリームケーキ
ひとつめは、「31 ザ・チーズケーキ made from ストロベリーチーズケーキ」。
サーティワンで人気のフレーバー「ストロベリーチーズケーキ」を進化させたアイスクリームケーキだ。ストロベリーチーズケーキを最後まで楽しめるよう、一番下のベース部分となっているベイクドチーズケーキ部分を濃厚でありつつもすっきりとした味わいに仕上げた。さらに上下で挟むように使用しているクランチ部分は2種類を使用し、食感が変わるように工夫されている。
断面を見てみると、一番下からクランチ・ベイクドチーズケーキ・ホイップクリーム・ストロベリーチーズケーキ・クランチ・一番上にはホイップクリームとチョコレートを飾って仕上げている。上から縦にスプーンを入れ、すべての層を一度に口にしてみると、異なる食感や味わいでありながら一体感があることに驚く。食べ慣れたストロベリーチーズケーキのスペシャルバージョンという感じ。
「ジャモカアーモンドファッジ」を使用したケーキはほろ苦い大人の味わいに
もうひとつは「31 カフェモカケーキ made from ジャモカアーモンドファッジ」。
ストロベリーチーズケーキと同様、常にお店にある定番フレーバー「ジャモカアーモンドファッジ」の魅力を最大限に引き出したアイスクリームケーキだ。
ジャモカアーモンドファッジは2種類の豆をドリップしたコーヒーが香るフレーバー。甘さと味のバランスにこだわり、トッピングには香ばしいローストアーモンドをたっぷり使用している。
断面を見てみると、一番下からコーヒーケーキ(コーヒー風味ホイップクリーム/コーヒースポンジ)・ホイップクリーム(チョコレート)・ジャモカアーモンドファッジ・ホイップクリーム(チョコレート)・チョコレートソース、一番上にはローストアーモンドとなっている。全体的にほろ苦さがありつつも優しいチョコレートの甘みに癒される大人の味だ。
スイーツ専門家クリーム太朗さん・chicoさんも絶賛
発表会にはスイーツ専門家のクリーム太朗さんとchicoさんも登壇、トークセッションを行った。
スイーツ業界に精通し年間約3,000ものスイーツを食すクリーム太朗さんは、31 ザ・チーズケーキ made from ストロベリーチーズケーキについて、「ベイクドチーズケーキによって塩味を感じるのが特徴なのですが、さらにチョコレートやクランチなどが加わることで別の甘みと香ばしさが加わり、今まで食べてきたストロベリーチーズケーキが進化した味わいだと思います。冷凍庫から出して少し置いておいていただくと、ベイクドチーズケーキ部分が常温に近くなって、さらに塩味が際立って楽しめると思います」とコメント。
スイーツライターとして、スイーツトレンドに詳しいchicoさんは、31 カフェモカケーキ made from ジャモカアーモンドファッジについて、「香りが良いですよね。香りや味というのは温度が低いと感じにくくなるものだと思うのですが、こんなに良い味・香りを表現できているのがサーティワンはやっぱりアイスクリームのプロだなと感じました」と絶賛。さらにchicoさんは「冷凍庫に常備しておいて、『今日はちょっと頑張ったぞ』という時に食べることができたら。パーティーなどにお土産として持って行っても絶対に盛り上がりますし、食後でもくちどけが良いのでデザートとしても喜ばれると思います」と話した。
クリーム太朗さんは近年のトレンドとして「思い出の味・慣れ親しんだ定番の味を進化させたスイーツ」を挙げ、「サーティワンが今回人気の定番フレーバーを、このようなアイスクリームケーキとして本格的に完成させたことは、新しいアイスクリームケーキのトレンドやスイーツ市場を作っていくのではないでしょうか」と太鼓判を押した。