2024年10月、リシャール・ミルが鈴鹿サーキットで2日間にわたり顧客向けのイベント「RICHARD MILLE SUZUKA 2024」を開催した。顧客のためのみならず、未来を担う子ども達へ夢を与えるという大きな意義をもつこのイベントの様子をご紹介しよう。
【画像】大人も子どもも、鈴鹿サーキットでスーパーカーやクラシックカーを満喫した2日間(写真5点)
鈴鹿を2日間貸し切って行われたVIPイベント
先進の技術的イノベーションや優れた時計構造、そして高級時計製造の伝統を併せ持つスイスの腕時計ブランドであるリシャール・ミル。時計ブランドとして確固たる地位を築き上げたこのブランドは、モータースポーツとも非常に縁が深い。創設者のリシャール・ミル氏はクラシックカーのコレクターであり、自らハンドルを握ってル・マンクラシックにも出場する生粋のエンスージアストでもあるのだ。
比類なき強い個性をもつブランドには、そのビジョンに共感した顧客がおのずと集まる。リシャール・ミルの顧客にスーパーカーやハイパーカー、クラシックカーを所有する人が多いのもその表れであろう。このような、リシャール・ミルのファミリーである顧客に心ゆくまでサーキットを満喫してもらいたいと 2024年10月12日~13日に鈴鹿サーキットでおこなわれたのが「RICHARD MILLE SUZUKA 2024」である。
自身の愛車でサーキットを堪能してもらうため、今年のRICHARD MILLE SUZUKAは鈴鹿サーキットを2日間借り切っての開催となった。サーキット走行プログラムは非常に充実しており、ゆとりのある走行枠が設けられた。レーシングスーツ等を着用してのスポーツランには2日間で合計 63台、パレードランには2日間で合計 220台が参加。また、今年から新しく設定された1989年までに製造された車両のみが参加できるクラシックカーパレードランでは、リシャールミルジャパンの川﨑圭太代表取締役社長が所有するヨタハチやハコスカをはじめとした17台のクラシックカーがゆったりとサーキット走行を楽しんだ。
サーキット走行を楽しんでいたのはリシャール・ミルのオーナーばかりではない。今回はゲストドライバーとしてリシャール・ミルファミリーのレーシングドライバー、フェリペ・マッサ選手と中野信治選手によるデモランが実施されたのだ。フェラーリ 333SPや FXX K、488GTSがサーキットを疾走する姿は迫力満点。今回の RICHARD MILLE SUZUKA2024にチャリティキッズとして招待された子ども達もそのエンジンサウンドとスピードに圧倒されていた。
このイベントは、ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の社会的義務)としての側面も強い。リシャール・ミルではこれまでにも様々なチャリティ活動をおこなっており、RICHARD MILLE SUZUKA2024に2日間で合計613名の親子を招待したのもその一環である。鈴鹿サーキットのSNSを通じて募集した親子を招待し、サーキット入場チケットや鈴鹿サーキット内のランチなどで使用できるチケットを提供したほか、グリッドウォークやフェリペ・マッサ選手との記念撮影や抽選会も実施された。間近でスーパーカーを見ることができた子ども達にとって、今回の経験は夢や希望をもつ素晴らしい機会となったことだろう。
文:オクタン日本版編集部 写真:リシャール・ミル
Words: Octane Japan Photography: Richard Mille