俳優の二宮和也が、25日に都内で行われた映画『【推しの子】-The Final Act-』(公開中)の公開記念舞台挨拶に櫻井海音とともに登壇した。
『【推しの子】』は、赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏によるコミック。2023年に放送されたアニメでは、原作に極めて忠実なストーリーと繊細で美しい作画、そしてアニメオリジナルのライブシーンも話題となった。アニメのオープニング主題歌として音楽ユニット・YOASOBIが書きおろした楽曲「アイドル」は米ビルボード・グローバル・チャートで日本語楽曲初の首位を獲得したことも大きな要因となり、世界中で人気を集めている。このたびドラマ&映画化が決定した。
二宮和也の『【推しの子】』出演情報は限られたキャスト・スタッフしか知らされない徹底ぶり
アクア(櫻井)の最大の宿敵・カミキヒカルを演じた二宮は「本当にちょっとしか(作品に)出ていないのに堂々と舞台の上に立っている、がめついタレントで申し訳ありません(笑)」と挨拶し、笑いを誘う。「僕はずっと(ドラマ)配信のときから怖かった。ハードルが高くなりすぎちゃっていて! それがずっと恐怖だったので、受け入れてもらえているということも聞いて本当によかった……(笑)」と出演情報解禁まで怯えながら過ごしていたことを話した。
二宮の出演については限られたキャスト・スタッフしか知らなかったそうで、二宮は「僕はいちばん最初、潤いさん(要潤)と一緒だったんですけど、潤いさんが『え、ニノなの!?』とビビりまくっちゃって(笑)」と振り返る。続けて「そのシーンがレストランのシーンだったんですけど、「○○役の○○さんです」というクランクインのキャスト紹介もなく、スッといたので、エキストラの方も『え、ニノじゃない!?』みたいになっていた(笑)」と徹底して隠されていたことを明かしていた。
撮影残り1カ月のタイミングで二宮の出演を知ったという櫻井。「僕は本当に二宮さんのお芝居が大好きで、出演されている作品もめちゃくちゃ観ていた。これ以上幸せなことはないという感覚でした」と共演を喜ぶと、これには二宮も思わず笑顔を見せ「使ってください! 撮っているんだから使わないともったいない!」と報道陣に呼びかけ、会場を盛り上げていた。
また、今回役柄に合わせて髪を染めた二宮。髪色でカミキ役がバレる可能性について聞かれると「バレようがなかったです! 神木隆之介がぐんぐん俺を追い抜いてくれていた(笑) 『髪の毛が金髪だし、カミキ役は神木隆之介じゃない?』となってくれていたので、僕はそのままいけっ! 隆之介! と……助かりました(笑)」と偶然、同時期に髪を染めていた神木に感謝を伝えた。