Job総研は12月23日、「2024年 価値観変化の実態調査」の結果を発表した。同調査は、2024年12月4日〜9日の間、全国20〜50代の男女616人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、自身の価値観について聞いたところ「令和的な価値観派」が62.8%で過半数を占め、内訳は「とても令和的」(13.5%)、「令和的」(25.3%)、「どちらかといえば令和的」(24.0%)であった。
「令和的な価値観派」の年代別割合では30代が68.2%で最多となり、次いで20代(64.8%)、40代(58.9%)、50代(52.8%)と続いた。
また、ハラスメント時代への価値観を聞くと「気にしすぎだと思う派」(68.7%)が過半数を占めた。「気にしすぎだと思う派」の価値観別割合では、令和的派が74.3%、昭和的派が65.0%という結果に。
令和的な価値観を持つ387人に、ハラスメントの種類が増える時代での過ごしやすさを尋ねると「過ごしにくい派」(52.2%)が過半数を占め、内訳は「とても過ごしにくい」(9.4%)、「過ごしにくい」(16.6%)、「どちらかといえば過ごしにくい」(26.2%)であった。
またハラスメント意識が影響していることを聞くと、「言葉選びが難しい」(52.1%)が最多となり、「異性と話しにくい」が28.9%、「気軽にごはんや飲み会に誘えない」が24.6%という結果に。
ハラスメントを意識せず上司/部下と話したいかを聞くと、「話したい派」(66.9%)が6割を超える結果に。「話したい派」の年代別割合では50代が75.2%で最多となり、次いで40代(68.8%)、20代(65.1%)、30代(63.8%)という結果になった。
はたらき方の価値観を質問したところ、「令和的な価値観派」が59.9%で過半数を占めた。また、はたらき方に関する項目ごとに聞くと、それぞれ「残業しないのが当たり前派」(52.1%)、「リモートワークが当たり前派」(52.1%)、「出退社時間は自分で決めるのが当たり前派」(60.5%)となった。
キャリアの価値観を聞くと、「令和的な価値観派」(66.9%)が過半数を占め、内訳は「とても令和的」(20.8%)、「令和的」(27.3%)、「どちらかといえば令和的」(18.8%)であった。
また、転職やキャリアに関する項目ごとに聞くと、それぞれ「転職が当たり前派」(79.9%)、「出世は実力主義派」(70.0%)、「管理職は男性のイメージ派」(92.6%)、「仕事のスタイルは上司に合わせる派」(60.5%)という結果に。
昭和と令和の価値観が入れ替わる可能性を尋ねると、「入れ替わると思う派」が61.7%で過半数を占めた。