今回は、冷え切った夫婦のあるあるを紹介します。
離婚率は約35%と、もはや3組に1組が離婚危機にある日本社会。つまり、新婚時は良好だったとしても、いつしか冷え切った関係になる夫婦が多いということ。「この状態って、ほかの夫婦もそうなの?」「私たちの関係って大丈夫?」と気になるアナタ、気になる他人の夫婦関係を覗いてみませんか?
冷え切った夫婦あるある【生活編】
かつては「いつも一緒にいたい」と思っていたはずが、いつの間にかお互い無関心に。冷え切った夫婦の生活がどのようなものなのかをみてみましょう。
目を見て話さなくなる
対人関係において、目を見て話すことは信頼関係を築く上で大事な点といえます。しかし、冷え切った夫婦は目を合わせて会話することが少なくなります。目を見ることが減るのは、お互いへの不信感・関心のなさが影響しているでしょう。
話題は子どもについてのみ
共通の話題が子ども関連のみになるのも、冷え切った夫婦のあるあるの一つです。匿名でのトピでは、夫婦間の会話が子どもの教育や健康、将来のことだけに絞られがちであることが語られています。
ここには「自分の個人的な話をしたくない」「家族が生活していくための必要最低限のことしか、相手と話したくない」という心理が見え隠れしていますね。
連絡はLINEでおこなう
冷え切った夫婦の場合、直接会話を避け、全ての連絡をLINEで行うことが多いです。仕事や家事の分担、子どものことなど、LINEで必要な情報交換はあっても、お互いに心を開いた会話はほとんど行われません。
食事の時間をずらす
仕事などの事情がないのに夫婦が別々の時間に食事をするというのは、関係が冷え切っているサインです。以前は一緒に食卓を囲むことで会話をし、家族の絆を深めていたはず。意図的に時間をずらしているならば、夫婦の心の距離ができていることの表れでしょう。
同じ空間にいない
居心地の悪さから、お互いに同じ空間にいることを避けるようになるのも冷え切った夫婦の特徴です。例えば、リビングに一緒にいることが少なくなり、それぞれが自分の時間を別の部屋で過ごすようになる……。
これは、相手に対して物理的・精神的な距離を取りたいという意思の表れであり、夫婦関係はさらに悪化していく可能性も。
冷え切った夫婦あるある【相手への関心編】
夫婦間で関係が冷え切ってくると、相手への関心が完全に失われることも珍しくありません。ここでは、夫婦間の距離の広がり方を探ります。
相手に関心がない
夫婦関係が冷え切った明確なサインの一つが、お互いに対する関心の喪失です。相手の仕事や趣味、感情に対する関心がなく、会話すらしなくなるというのは、夫婦としての絆が弱まり個々の生活が始まっている証拠。
相手の存在がどこか他人のように感じられ、夫婦としての一体感が失われてしまっています。
相手に期待をしない
相手に期待をしなくなるというのも、関係が冷え切っている夫婦のあるあるの一つ。最初は相手に対して多くの期待や希望を抱くものですが、時間と共に達成されないことへの失望が蓄積され、期待をすること自体が無意味に感じられるようになります。
相手への許容範囲が狭くなる
お互いに対する許容範囲が狭くなる現象も見受けられます。新婚時代は笑って許せた小さな癖や、些細な言動でもイライラを覚えるようになります。これは、お互いへの愛情が薄れ、忍耐力が低下している証拠。
相手の小さなミスや癖に過剰に反応することで、些細なことが原因で大きなケンカに発展することも。
相手のことをATM・家政婦だと割り切っている
夫婦関係が冷え切っていると、お互いを人間として尊重するのではなく、経済的な支えや家事をする存在として見ることが増えます。お互いを特別なパートナーとしてではなく、生活を維持するための道具として認識している仮面夫婦も多いようです。
冷え切った夫婦あるある【夫婦生活編】
会話が減り、一緒にいる時間も苦痛になり、お互いのことを理解しようとする努力を諦めている冷めきった関係では、夫婦生活も少なくなりがちです。
寝室が別
夫婦関係が冷え切ると、寝室を別にする夫婦が増えます。相手とセックスをしたくない、誘われる可能性を少しでも下げたいという理由から、別にしているケースが多いようです。
長期間にわたってセックスレス
セックスレスも、夫婦関係が冷え切っている象徴的な表れです。セックスレスが長期化すると、夫婦間の隔たりは一層深まり、離婚の一因となることも少なくありません。
別のパートナーがいる
夫婦間が冷え切った結果、外で新たな関係を求めるケースも見られます。相手のことをATM・家政婦だと割り切っている仮面夫婦などは、割り切って夫婦公認で浮気をしている場合もあります。
お互いに別のパートナーがいることを許せることも、夫婦関係は冷え切っている証拠といえます。
冷え切った夫婦あるある【対人関係編】
夫婦間の温度差は、2人だけの問題では終わりません。社会生活を送る上で、学校や会社、お互いの両親・親族など、夫婦で一緒に行動することを求められることもしばしばです。そのような際、冷え切った夫婦はどのように行動するのでしょうか。
他人の前では仲良く演技をする
仮面夫婦という言葉があるように、他人の前では仲の良い夫婦を装うケースは少なくありません。世間体や他人からの評価を気にして、夫婦関係が冷え切っていることを隠そうとします。
特に子どもがいる家庭では、子どもたちに悪い影響を与えないように仲の良い夫婦を演じることが多いです。
帰省などは別々に行う
夫婦関係が冷え切っている場合、夫と妻が帰省や旅行を別々に行うことが増えます。単純に、お互いに一緒にいる時間を避けたいという理由からの行動でしょう。
特に帰省に対して、ハードルを高く感じがちです。好ましく思っていない相手の実家で過ごすというのは、心理的にかなりの負担を感じます。パートナーに愛を感じなくなった状態であれば、その家族に対しても愛を感じられなくなるのは当然といえるでしょう。
記念日などを祝わない
結婚記念日やパートナーの誕生日。一緒に喜びたい、相手を喜ばせたいと、新婚時代は力を入れていたイベントであったはずですが、関係が冷え切ってしまうと特別な意味も薄れてしまいます。
冷え切った夫婦関係、どうしていく?
夫婦関係が冷え切ってしまった時、それをどのように改善していくかは非常に重要な問題です。再構築に向けて努力をするのか、別居や離婚という選択をしてリセットをするのか……。
夫婦の数だけ正解があり、何が幸せなのかは一概に語れません。よりよい人生をお互いが送れるように、じっくりと考えて行動してください。