Macのディスプレイに自分のiPhoneの画面を映し出し遠隔操作する「iPhoneミラーリング」。Apple Siliconを搭載するMac、あるいはIntelチップ搭載かつApple T2セキュリティチップを搭載するMacがあれば、半径10メートル以内にあるiPhoneをMacから操作できてしまいます。
この機能のメリットは、iPhoneを手にしなくてもiPhoneの状態を知り、操作できることにあります。iPhoneに通知が届くとほぼリアルタイムにMacへ転送され、効果音付きで通知ダイアログが表示されます。それがLINEトーク到着の通知だとすれば、通知をタップするだけで「iPhoneミラーリング」アプリが起動し、そのまま返信を書くことができるのです。
しかし、iPhoneに届いた通知すべてをMacに転送するのは考えものかもしれません。転送された通知はMacの通知センターにまとめられますが、Macと比べiPhoneのほうが通知を活用するアプリの数が多く、執筆など集中力を必要とする作業に支障をきたすかもしれません。
Macに転送されてくる通知が多すぎると感じたときには、iPhone側で特定のアプリの通知をオフにすることもひとつの方法ですが、そうすると直接iPhoneを操作するときに不便を感じるかもしれません。Mac側で「システム設定」→「通知」→「iPhoneからの通知」の順に画面を開き、アプリごとに設けられた通知を転送するスイッチを変更しましょう。Macへリアルタイムに転送されなくても困らないアプリの通知は、iPhoneミラーリングでは思い切ってオフにするほうがストレスが減るはずですよ。