「自分の好きな光があるところを目指して…」風景&人物を撮影するときのポイントをカメラマン今城純が指南!
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。12月23日(月)の放送は、カメラマンの今城純(いまじょう・じゅん)さんが登場!ここでは風景&人物の上手な撮り方について伺いました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、今城純さん

◆風景&人物を撮影する際のポイントは?

れなち:今城さんの写真って、切り取った空気がすごく澄んでいるというか、純度が高くて色彩もすごくかわいい印象があったんですけど、過去の写真を見ると、今と作風が全然違うものも多いですよね。

今城:(カメラマンとして)20年いろいろやってきているので(笑)。自分ではそんなに意識はしていないけど、徐々に変わっていったのかな。

れなち:それが積み重なって今城さんらしさができていったのかなと思いますが、風景を撮影するときのコツはありますか?

今城:“とにかく歩き回ること”です。自分の好きな光があるところを目指して、とことん歩くスタンスで。

れなち:“自分の好きな光”があるんですか?

今城:僕は、やわらかい光だったり、何か注いでいるような光が好きで、地図もほぼ見ずに、より光のいいところへと歩いて行って……だから、昔はよく迷子になっていました(笑)。

れなち:現在、渋谷PARCOの2FにあるOIL by 美術手帖ギャラリーで開催中の写真展「BLUE」の会場では、同タイトルの写真集も販売されていて、そこには(ロケ地の)ポーランドのさまざまな方が写っていますが、人物を撮るときのコツってありますか?

今城:海外で撮っているときに気をつけるのは、(相手が)全然知らない方なので“不愉快な思いをさせないようにする”こと。それが第一条件として必ずあります。自分のエゴで、知らない方に不愉快な思いをさせてまで撮りたいとは思わないので。

れなち:人も含めての街だったりもしますしね。

今城:そうですね。でも、やっぱりいい写真は撮りたいので、怖がられないように、変な怪しい動きをしないように(相手との)距離感や写真を撮るまでの初動、目線とかはすごく気をつけています。

れなち:知っている人だったらどうですか?

今城:それも相手によりますけど、もちろんコミュニケーションを取りつつ、あまりグイグイといきすぎないようにします。ちゃんと間をとって、安心してもらえるよう徐々にコミュニケーションを取っていったり、何度もお会いしている人なら普通に話せますけど、初対面の場合、その辺りがセンシティブな人もいるので、気をつけながらコミュニケーションを取るようにしています。

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<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/