女優の剛力彩芽が24日、この日100公演目を迎える舞台『No.9 ー不滅の旋律ー』の囲み取材に、主演を務める稲垣吾郎、演出の白井晃氏と共に出席した。

  • 剛力彩芽、稲垣吾郎、白井晃

    左から剛力彩芽、稲垣吾郎、白井晃

本作は、天才作曲家ベートーヴェンの半生を描いた舞台。剛力は稲垣演じるベートーヴェンと深く関わる女性マリア・シュタイン役として2018年、2020年に続き3度目の出演となった。

剛力は「またマリアとしてベートーヴェンの隣に立たせていただいて幸せでした」と笑顔を見せると、稲垣は「ベートーヴェンは28歳ぐらいから50代までを演じるのですが、マリアもその期間で深い愛や母性などの変化を感じることができました。初演のころから目覚ましい成長で、素晴らしい母性。お母さんみたいです」と絶賛。

そんな稲垣の言葉に剛力は「最初に参加したのが25歳のとき。子供と大人の境目で、どっちに行ったらいいのか悩んでいた時期でした」と振り返り、「30代になり、20代のときより素直に感情が出せるようになってきた気がしました」と変化を述べた。

また今年一年を振り返り、剛力は「今年は舞台に始まって舞台に終わります。たくさん舞台をやらせていただきました」と述べ、「何よりプロレスラー(Netflixシリーズ『極悪女王』のライオネス飛鳥役)をやらせてもらい、皆さんに観ていただけました。新しい一面を見ていただけたのかな」と大きな話題になった作品に触れる。

稲垣は「僕らもドラマを観ていました。素晴らしかった」と剛力の熱演を称賛し、「そこからマリアに戻っても、ちゃんとマリアになっていました」と剛力の役柄の幅の広さを挙げる。剛力も「またマリアに戻れてうれしかったです。今回もまたマリアの新しい部分も出していきたい」と笑顔を見せ、「まだまだやったことがない役がたくさんあります。これからもどんどんチャレンジしていきたいです」と意気込みを語った。

そして、報道陣から「今年を漢字一字で表すと?」という恒例の質問が投げかけられると「跳ぶの“跳”ですかね」と『極悪女王』で演じたライオネス飛鳥のドロップキックを連想させる漢字を挙げていた。

舞台『No.9 ー不滅の旋律ー』は12月21日~31日に東京・東京国際フォーラム ホールC、2025年1月11日・12日に福岡・久留米シティプラザ、1月18日~20日に大阪・オリックス劇場、2月1日・2日に静岡・アクトシティ浜松 大ホールにて上演。