JR東海は24日、ダイヤ改正を実施する2025年3月15日から、同社のICカード「TOICA」について利用エリアを拡大し、東海道本線(支線)と飯田線の計15駅で「TOICA」を導入すると発表した。

  • 3月15日のダイヤ改正子、大垣~美濃赤坂間(東海道本線の支線)でも「TOICA」を利用できるようになる

「TOICA」は2006年の導入以来、利用エリアの拡大と電子マネーサービスの導入等に取り組んでいる。現在は東海道本線の熱海~米原間をはじめ、中央本線の中津川~名古屋間、関西本線の名古屋~亀山間、高山本線・太多線の岐阜~美濃太田~多治見間、飯田線の豊橋~豊川間、身延線の富士~西富士宮間、武豊線と御殿場線の全線で「TOICA」を利用可能。一部列車が高蔵寺駅から中央本線に乗り入れる愛知環状鉄道も、現在は全線で「TOICA」を利用できる。

ダイヤ改正を行う2025年3月15日から、新たに東海道本線(支線)の荒尾駅と美濃赤坂駅、飯田線の三河一宮駅から本長篠駅までの13駅で「TOICA」を導入。これにより、東海道本線(支線)の大垣~美濃赤坂間、飯田線の豊川~本長篠間でも「TOICA」を利用できるようになる。導入にともない、これら15駅に「TOICA」対応の改札機を設置する。

なお、JR東海は今後、身延線の鰍沢口~甲府間も2025年秋に「TOICA」を導入予定と発表している。「TOICA」は利用エリア外への乗越しができず(定期区間内の利用は除く)、エリア内・エリア外にまたがって乗車する際は、あらかじめ全乗車区間のきっぷを購入する必要がある。