小型ネットワークカメラ「ATOM Cam」シリーズを手がけるアトムテックが、これまで無料で提供してきたクラウドモーション検知録画サービスを2025年2月に終了すると発表した。今後は、有料のクラウドモーション検知“無制限”録画サービスを利用するよう薦めているが、カメラ1台あたりの課金となるため、複数台設置している人には悩ましいことになりそうだ。サービス終了予定は2025年2月18日の午前10時。

  • 小型軽量ボディながら、高いモーション検知や自動クラウド録画機能で定評のある「ATOM Cam 2」(左)と「ATOM Cam Swing」(右)

サービス終了となるのは、人物の動きなどモーションを検知した際、イベント動画を自動でクラウドに録画保存する無償のクラウドモーション検知録画サービス。録画は1クリップあたり12秒間、最短5分間隔、14日間ローテーションとなる。

サービス終了の理由としては、物価水準の上昇で無償での提供が難しくなったことに加え、多発している凶悪犯罪の抑止に向けた防犯カメラの重要性の高まりに対し、録画品質やサービスレベルを下げて無償サービスを維持することが会社理念に反するとの判断とした。

今後、クラウドモーション録画をするには、有料のクラウドモーション検知“無制限”録画サービスの契約が必要となる。料金は月額660円/台、年額6,600円/台で、カメラ1台ごとに料金が必要となる。

アトムテックは、利用者のニーズに応じて録画時間などをカスタマイズできる安価なクラウド録画サービスのリリースを予定しているとした。