福岡県宇美町(うみまち)は、福岡都市圏に属する糟屋(かすや)郡の町で、西は大野城市と福岡市、北西は志免町(しめまち)、北は須恵町(すえまち)、東は飯塚市、南は太宰府市と筑紫野市(ちくしのし)にそれぞれ隣接しています。

東部は砥石山(といしやま・828m)、三郡山(さんぐんざん・936m)、頭巾山(とっきんざん・901m)、仏頂山(ぶっちょうざん・868m)などの三郡山系と、南部は四王寺山塊の大城山(おおきやま・410m)に囲まれており、まちの面積のおよそ6割を豊かな森林が占めています。

また、同町の歴史は古く、西暦665年に築城の記録が残る日本最古の古代山城「国指定特別史跡 大野城跡」をはじめ、近年、魏志倭人伝に記載がある「不彌(ふみ)国」として注目される根拠となった「国指定史跡 光正寺古墳」などの史跡が多くあります。

今回紹介するのは、そんな宇美町の代表的な観光スポット「宇美八幡宮」。古事記や日本書紀に、神功(じんぐう)皇后が応神天皇を出産された地を「宇美(産み)」と呼ぶようになったという記述があるように、安産の神様として全国的に有名な神社です。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった観光スポットとふるさと納税返礼品を紹介していきます。

今回は宇美町自慢の観光スポット「宇美八幡宮」の詳細、人気の返礼品などについて調べてみました!

宇美町の観光スポット「宇美八幡宮」について

・福岡県糟屋郡宇美町宇美1丁目1番1号
・アクセス:【電車】JR宇美駅から徒歩約10分
【車】須恵スマートICから約10分
※公共交通機関の最新の運行情報・運休情報につきましては、各社のホームページ等をご確認ください。

「宇美八幡宮」は、神功皇后が応神天皇を出産されたといわれる地で、境内全体が「安産信仰に関する伝説地」として福岡県民俗文化財に指定されています。

境内には、助産師の始祖が祭られている「湯方社(ゆのかたしゃ)」、応神天皇の産湯(うぶゆ)に使ったとされる「産湯の水」、神功皇后が出産の際につかまったとされる「子安の木」など、安産に関する言い伝えが数多く残っており、多くの人が安産祈願に訪れているそうです。

また、宇美八幡宮の春の「子安大祭」と秋の「放生会(ほうじょうえ)」に、神楽殿において奉納される「宇美神楽」は、昭和48年に県の無形民俗文化財に指定されました。笛、太鼓の音と共に口上で語られる遠い昔の神話と、上品で優雅な舞を観賞できます。

自治体からのメッセージ

古くから安産信仰の伝説の地としても親しまれ、「湯葢(ゆぶた)の森」、「衣掛(きぬかけ)の森」などの巨大なクスの木が多くの参拝者をやさしく見守ってきました。境内の奥には、無事に出産できた感謝や生まれた子どもへの想いを記した「子安の石」が無数に積まれ、脈々と続く安産祈願の風習が今も残っています。境内にはいつも子ども連れの家族や安産祈願の夫婦の姿があり、ほんわか優しい雰囲気に癒やされるはずです。

宇美町のふるさと納税返礼品について

明治維新の立役者である三条実美は宇美八幡宮へ参拝した後に、小林酒造の酒を酌み交わしたという記録が残っています。そんな小林酒造自慢の日本酒は、返礼品としても提供されています。

萬代 純米大吟醸 “50” 720ml

・提供事業者:株式会社小林酒造本店
・福岡県糟屋郡宇美町宇美2-11-1
・内容量:720ml×1本
・寄附金額:1万5,000円

宇美町にて1792年(寛政四年)に創業した酒蔵「小林酒造本店」。その代表といえる「萬代」は、三郡山系の伏流水を使い、丁寧に造られたお酒です。福岡県糸島産山田錦を100%使用し、50%まで磨き上げられた、華やかな香りとフルーティな味わいがバランスよく調和された純米大吟醸酒です。


今回は福岡県宇美町の観光スポット「宇美八幡宮」と、返礼品を紹介しました。安産の神様として有名な神社は、樹齢2,000年以上と伝わる国指定天然記念物のクスの木の巨木をはじめ20余のクスの木があります。気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。