電線を地下に通したり、表通りから見えなくするなど、“無電柱化”が一部で進んでいます。その理由のひとつに、空をすっきりさせて街の景観を良くするといった目的がありますが、現在Xでは、電線風景を捉えた1枚の写真に大きな注目が寄せられています。

今まで撮影した中で最高に幻想的だった電線風景です。
(@hom_fabより引用)

  • (@hom_fabより引用)

こちらの写真はポスト主「fabrik_view(@hom_fab)」さんの作品で、「今まで撮影した中で最高に幻想的だった電線風景」とのこと。撮影場所はドイツのフランクフルト中央駅で、線路上の電車架線を写した一枚だそうです。

ピンクのグラデーションがかかった美しい空の下、複雑に入り組む架線。そこに佇む電車の信号機はまるで、こちら側を見つめているかのよう。その光景はまさに異世界を彷彿させる“最高に幻想的”な雰囲気を醸し出しています。

この写真は大きな反響を呼び、1.4万件のリポスト、14万件のいいねを獲得(12月22日時点)。「本当にエヴァの世界のようです」「物語シリーズに出てきそうな風景」「まるでもう都市の血管みたいだね 人体に似た桃色の世界」「まるで異世界!」「映画のワンカットに欲しいw」「まるですべての終わりのような風景。でも、実は生き生きとした社会の中の一コマなんですよね」「本当に存在する景色なんですよね? いやぁ、すごいなぁ」など、数々のコメントも寄せられました。

投稿主さんに聞いてみた

とても多くの感動の声が寄せられたこの一枚。投稿主のfabrik_viewさんに、撮影時の話などを詳しくお聞きしました。

ーーこの写真の撮影場所について、もう少し詳しく教えていただけますか?

フランクフルト中央駅は24番線ほどあり、プラットフォームの数が多く、線路と架線が入り組んでいます。また、広大な駅でありながら、平坦かつ背景に日本のようなビル群がないため、綺麗なマジックアワーを背景に置くことができたのも特徴です。

ーー撮影する際にこだわったポイントや難しかったところ、楽しかったところなどお聞かせいただけますか?

入り組んだ架線だけでなく、信号機の配置や信号機が赤に点灯している状態を狙って撮影しました。信号機の位置取りが悪いと迫力がなくなり、青色に点灯すると柔らかい印象になってしまうためです。信号機がまるでロボットのような見た目をしているのも良いアクセントになりました。

ーー今回のポストが大きな反響を生んでいるかと思います。率直なご感想などはございますか?

電線を撮影したのは直観的に「なんかいいものが撮れるかも!」と思ったためです。その写真が多くの方に受け入れられたこと、また大好きなアニメであるエヴァや物語シリーズのようという言葉をいただけたのは僭越ながら嬉しかったです。

これからも世界中の電線撮影に赴きたいです!


投稿主のfabrik_viewさんは、このほかにも数々の素敵な写真を撮られていますので、ぜひアカウントからチェックしてみてくださいね♪