なにか作業するとき、静まり返った部屋より適度な喧騒がある場所のほうが集中できる、という人は多いはず。潮騒や雨音といった効果音を再生し続ける「バックグラウンドサウンド」は、そのような状況にちょうどいいiPhoneの便利機能です。
しかし、バックグラウンドサウンドの再生/停止は、音楽再生機能と分離されています。ロック画面に表示される音楽アプリ用のコントローラでは、再生/停止を指示できません。コントロールセンターの操作パネルも分かれているため、音楽アプリとは別に操作することが原則です。
このしくみで困るのが、突然の来客や電話です。ロック画面から停止を指示できないため、コントロールセンターを開いてバックグラウンドサウンドボタンをタップしなければなりません。外部スピーカーから音を出しているときは、電源をオフにすればいいものの、うっかり再生/停止ボタンを押してしまい音楽アプリの曲が重なって流れ始めた、という事態にもなりかねません。
そんなときには、「ヘイ、シリ」とひと言つぶやいてみましょう。Bluetoothスピーカーなど外部接続のスピーカーからバックグラウンドサウンドを流しているときには、Siriの声がスピーカーから聞こえると同時にバックグラウンドサウンドが自動停止されます。バックグラウンドサウンドボタンをタップしたときと同じ効果が得られるため、Siriの反応がなくなっても再び潮騒や雨音が流れ始めることはありません。
ただし、バックグラウンドサウンドをiPhone内蔵スピーカーから出している場合にこの方法は使えません。音楽アプリの曲に重ねてバックグラウンドサウンドを流している場合は、バックグラウンドサウンドは停止されるものの、音楽アプリの曲はSiriの反応がなくなると再び再生が始まります。