JR西日本金沢支社は、2025年3月15日のダイヤ改正で、北陸新幹線「つるぎ」の下り2本(敦賀行)について始発駅を変更すると発表した。朝の「つるぎ11号」は富山駅始発として運転区間を延長。昼間時間帯の「つるぎ27号」は金沢駅始発として運転区間を短縮する。
北陸新幹線「つるぎ」は、2024年3月の金沢~敦賀間延伸開業にともない富山・金沢~敦賀間の運転となり、敦賀駅で京都・大阪方面の特急「サンダーバード」、米原・名古屋方面の特急「しらさぎ」と接続を図っている。現行の下り「つるぎ11号」は金沢駅8時40分発・敦賀駅9時25分着で運転され、途中の福井駅のみ停車する速達タイプの列車。朝の時間帯、前後の列車(「つるぎ3・5・7・9・13号」)は富山駅始発だが、「つるぎ11号」のみ金沢駅始発だった。
2025年3月のダイヤ改正で、「つるぎ11号」も富山駅始発とし、運転区間を延長。富山駅8時16分発・敦賀駅9時25分着とし、途中の新高岡駅、金沢駅、福井駅に停車する。これにより、6~8時台に富山駅始発の下り「つるぎ」が毎時2本運転されることになり、関西圏への出張・旅行等がより便利に。北陸エリア内の通勤・通学も利用しやすくなるという。なお、朝の下り「つるぎ7号」(富山駅7時23分発・敦賀駅8時29分着)は1月14日以降、平日に3号車を自由席にするとのこと。
昼間時間帯に運転される下り「つるぎ27号」は現在、富山駅14時30分発・敦賀駅15時36分着(途中停車駅は新高岡駅、金沢駅、福井駅)で運転されているが、同列車の9分後に下り「つるぎ29号」(富山駅14時39分発・敦賀駅16時1分着。途中の各駅に停車)が発車していることもあり、ダイヤ改正で運転区間を短縮。金沢発敦賀行で運転される。