JR西日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、北陸新幹線において利用の多い時間帯に金沢駅始発・終着の臨時「かがやき」を上下各2本増設すると発表した。うち1本は東京行の上り最終列車(定期列車)より遅い時間に設定され、金沢駅および富山駅の時刻を繰り下げる列車となる。

  • 北陸新幹線「かがやき」などに使用されるJR西日本の車両W7系

北陸新幹線「かがやき」の定期列車は東京~金沢・敦賀間で運転され、東京~金沢間で途中の上野駅、大宮駅、長野駅、富山駅に停車。2025年3月のダイヤ改正で、新たに東京・上野~金沢間の臨時列車を上下各2本増設する。上りは金沢駅17時49分発・上野駅20時16分着の「かがやき592号」、金沢駅21時6分発・東京駅23時36分着の「かがやき546号」を設定した。

「かがやき592号」の増設で、金沢駅を16~17時台に発車する上り「かがやき」は最大4本(臨時列車を含む)となり、夕夜間に北陸エリアから首都圏へ向かう際の選択肢が増える。「かがやき546号」の増設にともない、金沢駅および富山駅からの上り最終列車は3分繰下げに。敦賀・福井方面からの上り最終列車である「かがやき518号」(定期列車)の混雑緩和も期待できる。

下りは朝の時間帯に東京駅6時24分発・金沢駅8時52分着の「かがやき545号」、夕夜間に東京駅17時48分発・金沢駅20時16分着の「かがやき537号」を設定。「かがやき545号」は下り「かがやき」の始発列車である「かがやき501号」(東京駅6時16分発・敦賀駅9時34分着)の8分後に東京駅を発車する。「かがやき537号」の増設にともない、東京駅を17~18時台に発車する下り「かがやき」は最大3本となり、夕夜間に首都圏から北陸エリアへ向かう際の選択肢が増える。