JR東海とJR西日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、東海道・山陽新幹線を直通する下り「のぞみ」の臨時列車を増設すると発表した。東京発博多行の下り最終「のぞみ」を9分繰り下げる臨時列車(東京発新大阪行の定期列車を博多駅まで延長運転)を設定することも発表している。
現在、博多駅まで運転される東海道・山陽新幹線の下り最終列車は「のぞみ59号」(定期列車)で、東京駅18時51分発・博多駅23時51分着。この列車の9分後に東京駅を発車する新大阪行の定期列車(現在は東京駅19時0分発・新大阪駅21時30分着の「のぞみ253号」として運転)について、ダイヤ改正後、利用の多い日に博多駅まで延長運転を行う。下り臨時「のぞみ203号」として、東京駅19時0分発・博多駅23時59分着で運転される。
JR西日本によれば、東京駅を19時台に発車する博多行の下り「のぞみ」は初めてだという。山陽新幹線のおもな駅から博多駅への最終列車も繰り下げられ、新大阪駅と岡山駅からはそれぞれ8分繰下げ、広島駅からは12分繰下げとなる。JR東海も、「東京発博多行の最終『のぞみ』は9分繰り下がり、首都圏から山陽方面へ新幹線をご利用されるお客様は、首都圏でより長くお過ごしいただけるようになります」と説明。なお、ダイヤ改正後、東京駅を18時30分以降に発車する博多行の下り「のぞみ」は3本(臨時列車を含む)となる。