バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、21日に行われたラ・リーガ第18節アトレティコ・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
勝ち点「38」で並んだチーム同士の天王山は、30分にバルセロナがペドリの得点で先制する。しかし、60分に追いつかれると、後半アディショナルタイム6分に逆転を許し、1-2で敗れたバルセロナは首位陥落。バルセロナよりも1試合消化が少ないアトレティコ・マドリードが首位で2024年を終え、22日にセビージャ戦を控えるレアル・マドリードの結果次第でバルセロナは3位に転落する可能性がある。
今季からフリック監督が率いるバルセロナは、開幕スタートダッシュに成功。しかし、直近のリーグ戦7試合では、ホームゲーム3連敗など、1勝2分4敗と急失速している。データサイト『Opta』によると、同クラブがリーグ戦のホームゲームで3連敗を喫したのは、37年ぶり通算3度目(1965、1987、2024)の出来事となったようだ。
出場停止処分によりアトレティコ・マドリード戦でベンチに座れなかったフリック監督は、試合後のメディア対応で同試合を総括。「特に前半は多くのチャンスを作れたし、素晴らしい試合をしたと思う。選手たちを誇りに思う一方で、結果にはとても失望している。アトレティコはとても経験豊富なチームで、彼らのチャンスをものにした。今日、(2点目以降を)得点できなかったのは悔しい。クリスマスを前にして大きなフラストレーションが溜まっているが、また強くなって戻ってくるだろう」と、シーズン後半戦の挽回を誓った。
「レガネス戦とラス・パルマス戦は勝ち点6を無駄にしてしまったが、今日は素晴らしい試合だった。彼ら(アトレティコ・マドリード)はよく守ったが、我々には多くのチャンスがあった。違う結果になっていたはずだ。私たちのプレーの質については何も言うことはない。しかし、結局サッカーはゴールを多く決めたチームが勝つ。ホームで勝ち点9を失ったのは普通ではないから、研究が必要だ」
「私たちは勝つためにプレーしている。もし勝ちたくない人がいるなら、その人はサッカーに向いていないだろう。すでに過去のことだから、レガネスとラス・パルマスに敗れたことについては心配していない。これからのホームゲームは全部勝たなければならない。それが私たちの専念すべきことだ」
【ハイライト】バルセロナ 1-2 アトレティコ・マドリード