プレミアリーグのサウサンプトンは21日、クロアチア人指揮官イヴァン・ユリッチ監督の招へいを発表した。
今季よりプレミアリーグに復帰したサウサンプトンは開幕から成績が低迷。15日にはトッテナムを相手にホームで0-5の大敗を喫し、ラッセル・マーティン監督の解任に踏み切った。そんななか、日本代表DF菅原由勢も所属する同クラブがユリッチ監督の指揮官就任を発表。現時点でリーグ戦わずか1勝の最下位に沈んでいる“セインツ”だが、クロアチア人指揮官の手腕に再建を託すこととなった。
サウサンプトンによると契約期間は18カ月。ユリッチ監督はクラブ公式サイトを通して、「とても満足している。本当に大きな挑戦だと思うが、もっと良い結果を出すことができるチームだと感じているので非常に前向きだ。すぐにファンとつながることが重要だ。私はアグレッシブなチームを望んでいるし、サウサンプトンのファンもそれを気に入ってくれると思う」とコメントしている。
現在49歳のユリッチ監督は、現役時代にクロトーネやジェノアなどでプレー。引退後に指導者へと転身すると、2014年にはマントヴァで監督デビューを果たした。2015-16シーズンには当時セリエBに所属していたクロトーネの監督に就任し、1年でクラブ史上初のセリエA昇格を達成。その後はジェノアとヴェローナで指揮官を歴任し、2021年7月からトリノを率いた。今季途中からはダニエレ・デ・ロッシ監督の後任としてローマを指揮。しかし、不調のクラブを立て直すことができず、就任から約2カ月後の11月に解任された。