浅野拓磨(撮影は第1節レアル・マドリード戦) [写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第18節が21日に行われ、マジョルカは敵地でヘタフェと対戦した。

 今シーズン、マジョルカは序盤戦から悪くないペースで勝ち点を積み上げてきている。前節のジローナ戦を2-1で制し、ラ・リーガ3試合ぶりの白星を記録。前節終了時点で1つ消化試合が多い状況のなか、8勝3分7敗の勝ち点「27」で現在は6位につけている。

 今節は、ここまで3勝7分7敗の成績を収めるヘタフェの本拠地『コリセウム・アルフォンソ・ペレス』に乗り込む。マジョルカに所属する浅野拓磨は、ケガからの復帰後初のスタメン入り。14試合ぶり今季5度目のスターティングメンバーに名を連ね、加入後初ゴールを狙う。

 試合は序盤から両チームともにゴールへ迫る場面を作ったものの、より多くのチャンスを生み出したのはマジョルカ。アントニオ・サンチェス、ダニ・ロドリゲス、セルジ・ダルデルらが次々とゴールを脅かすと、24分には日本代表アタッカーにもビッグチャンスが到来。ヘタフェのゴールキックをアントニオ・ライージョが頭で跳ね返すと、サイル・ラリンがスルーしたボールに浅野が反応。背後へ抜け出し、自ら右足を振ったが、ここはGKダビド・ソリアに阻まれた。

 このままスコアレスで後半へ折り返すと、53分に均衡が破れる。ホアン・モヒカからの縦パスに反応したラリンが、左サイドでうまく相手と入れ替わり、ボックス内で倒されてPKを獲得。ラリン自らキッカーを務めると、GKソリアの逆を突いてゴール左下に流し込み、ラリンの2試合連続ゴールでマジョルカが先手を取った。

 最終的にはこのゴールが決勝点となり、試合はタイムアップ。マジョルカが今季3度目の連勝を飾った。浅野は69分までプレーし、ロベルト・ナバーロとの交代でピッチを後にしている。一方で、ヘタフェは対照的に今季3度目の連敗を喫している。

 今節をもってラ・リーガは2024年内の全日程が終了し、束の間のウインターブレイクに突入。この後、マジョルカは2025年1月4日にコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)のラウンド32・ポンテベドラ戦が控えており、同試合が終わるとサウジアラビアで開催されるスーペルコパ・デ・エスパーニャに臨む。一方、ヘタフェは4日にコパ・デル・レイラウンド32でグラナダと敵地で対戦した後、12日には次節のラ・リーガでラス・パルマスの本拠地に乗り込む。

【スコア】
ヘタフェ 0-1 マジョルカ

【得点者】
0-1 53分 サイル・ラリン(PK/マジョルカ)