国際サッカー連盟(FIFA)は20日、FIFA女子ワールドカップ2027年大会と2031年大会のアメリカにおける放映権について、動画配信大手『Netflix』と独占契約を結んだことを発表した。
今回の契約は『Netflix』が主要スポーツ大会の独占権を取得した初めてのケースとなる。FIFAは公式サイトで「大会の地位がさらに強化され、競技をさらに促進するための優れたプラットフォームが提供されることになる」と主張。アメリカのファンが「女子サッカーの大会として前例のないスターが出演するスタジオ番組」「すべての試合の生中継」「臨場感あふれる中継」を視聴できると説明している。
なお、契約にはプエルトリコでの配信も含まれており、英語とスペイン語の二重放送でトップクラスのタレントがスタジオ番組に出演する予定だという。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は「これはスポーツメディアの権利にとって画期的な瞬間」と契約を喜びつつ、「『Netflix』は大会自体の放送に加え、両大会の決勝トーナメントに向けて女子サッカーの魅力を数百万人の視聴者に伝えるという点でも重要な役割を担い、女子サッカーの魅力をさらに高めることに貢献してくれるだろう」と語った。
また、併せてドキュメンタリーシリーズの作成も決定。2027年大会はブラジルでの開催が決まっており、2031年大会については今後に行われるFIFA総会で開催地が確定する。