横浜FCのトップチームコーチや日本サッカー協会(JFA)のロールモデルコーチを務める中村俊輔氏が、S級ライセンス取得に向けた海外研修でパルマ・カルチョを訪れた。20日、同クラブ公式サイトが伝えている。
2022シーズン限りで現役を引退し、コーチ業の傍ら現在はS級ライセンスの取得を目指して活動中の中村俊輔氏。そんななか、同氏は海外研修の舞台に日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマ・カルチョを選択。クラブ側も公式サイトで中村俊輔氏とファビオ・ペッキア監督が対面した様子を写真付きで報告した。
パルマ・カルチョはペッキア監督が過去にアビスパ福岡を率いていたことを説明しつつ、中村俊輔氏のインターンシップの内容を「ペッキアとスタッフがチームに実施させた活動を細部まで観察し、特にトレーニング管理とチームの戦術的アプローチに注意を払った」と説明。また、「彼はただ観察しているだけではなかった。なぜなら元MFはペッキアやスタッフ全員と毎日会話していたからだ」と熱心に吸収に励む姿を紹介している。
さらに、公式サイトでは中村俊輔氏のコメントも掲載。同氏は「ペッキアはキャリアの中でアビスパ福岡の監督を務めたこともあり、日本のサッカーをよく知っている。ここコレッキオにいる間、彼と技術スタッフの両方とトレーニング方法、戦術、戦略、トレーニングの種類、そしてパルマの組織全体を理解するため継続的な対話が行われた。クラブ、特に素晴らしい対応を示してくれたペッキアに心から感謝している。私は彼にたくさん質問し、彼は私が望んでいたすべての答えをくれた。このことは私が理解する上でとても役立ったし、私はこれを忘れない」と語った。