大井川鐵道は、12月31日から元日にかけて「年越しSL夜行列車」を運転すると発表した。川根路の夜に響く汽笛と走行音、蒸気暖房のぬくもりとともに新年を迎える特別企画に。12月7~8日に実施したSL夜行列車は、予約開始からわずか3分で定員に達する人気ぶりを見せた。
「年越しSL夜行列車」は新金谷~家山間で運転。大みそか深夜22時頃に新金谷駅を出発し、家山駅までの区間を3往復して元日6時頃に新金谷駅へ到着する予定となっている。蒸気機関車C10形8号機に旧型客車4両を連結した編成で運行する。
定員は78名。参加費は1名1万9,800円。1月1日まで有効のフリーきっぷ、弁当、おみやげ、保険代が料金に含まれる。座席は1名で4人掛けのボックスシートを占有できる。同行者1名まで追加料金なしで利用できるが、弁当とおみやげは1名分のみ提供となる。新金谷駅到着後、金谷~川根温泉笹間渡間で終日乗り放題のフリーきっぷを利用できる。大井川鐵道の公式サイトで予約を受け付け、申込み後は抽選となり、当選者に直接連絡される。