JR西日本は20日、観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の運転区間を2025年3月から拡大し、広島駅から呉線経由で福山駅まで運転すると発表した。運転区間の拡大により、広島エリアのさらなる魅力発信と沿線地域の活性化を図るとしている。

  • JR西日本の観光列車「etSETOra」。現在は尾道駅まで運転されるが、ダイヤ改正と同日の3月15日以降は福山駅までの運転となる

「etSETOra(エトセトラ)」は2020年秋の「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」に合わせ、「瀬戸内マリンビュー」の車両を改造して登場。当初、往路は広島駅から呉線経由で尾道駅まで、復路は尾道駅から山陽本線経由で宮島口駅まで運転されたが、2021年10月から復路も呉線経由のルートに。現在は往路・復路ともに広島駅から尾道駅まで呉線経由で運転される。

今回、JR西日本は2025年3~9月の運転計画を公開。「etSETOra」はダイヤ改正と同日の3月15日以降、土日祝日と月曜日、金曜日に1日1往復を基本として運転される。運転区間の拡大にともない、時刻も一部変更。3月15日以降、往路(上り)は広島駅9時32分発・福山駅12時53分着となり、途中の呉駅、安芸津駅、竹原駅、忠海駅、三原駅、尾道駅に停車する。復路(下り)は福山駅を14時17分に発車し、広島駅へ17時22分(平日)・17時25分(土休日)に到着する(途中停車駅は往路と同じ)。

ゴールデンウィーク期間は4月25日から5月6日まで毎日運転される。5月12日と7月14日、9月8日はいずれも月曜日だが、「etSETOra」の運転は予定されていない。なお、車内等でのサービス・おもてなしと、2025年10月以降の運転日については別途発表するとしている。