レスターに所属するMFハムザ・チョードゥリーが、自身のルーツであるバングラデシュ代表でのプレーを決断した模様だ。現地時間19日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
1997年10月1日生まれのチョードゥリーは、現在27歳。イングランド・レスターシャー州ラフバラー出身だが、グレナダ出身の父とバングラデシュ出身の母を持つため、イングランドに加えて両国をルーツに持つ。
チョードゥリーは、2018年にU-21イングランド代表としてトゥーロン国際大会に出場して優勝を果たした経験がある。だが、『アスレティック』によると同選手は「キャリアが進むにつれて、(イングランドのA代表でプレーするのは)自分にとって選択肢に入らないことを察した」とコメント。次のように母親の出身国であるバングラデシュへの思いを語った。
「バングラディシュ、そして国民を代表してプレーしたいという思いは間違いなく常に心の片隅にあったことなんだ。バングラディシュのファンとは良い関係性にあるし、毎日のようにプレーを願うメッセージが届いているよ」
なお、バングラデシュサッカー連盟(BFF)は国際サッカー連盟(FIFA)からチョードゥリーの代表入りについて承認を得ていることを発表済み。2020-21シーズンにレスターでFAカップ優勝を果たしてアジア系イギリス人として初の同大会優勝経験者となったチョードゥリーは、アジアから国際舞台進出を目指すことになる。