マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、再びメンバー外となったイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに言及した。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在27歳のラッシュフォードは、7歳からマンチェスター・ユナイテッドに在籍している下部組織出身選手で、2016年2月にトップチームデビューして以降、これまで同クラブ一筋でプレーしている。
今シーズン公式戦全24試合に出場していたものの、11月11日より指揮を執っているアモリム監督はトレーニングでのパフォーマンスが悪かったことなどから、今月15日に行われたプレミアリーグ第16節のマンチェスター・シティ戦(○2-1)でラッシュフォードを今季初のメンバー外としていた。
この判断に注目が集まっているなか、17日に母校の小学校を訪れた際にジャーナリストのヘンリー・ウィンター氏のインタビューでラッシュフォードは「個人的には新たな挑戦と次のステップの準備ができていると思う」と退団を示唆するコメントをしたことでさらなる注目を浴びる事態となっている。
その後、アモリム監督は「ただマーカスを助けたいだけだ」などと同選手に寄り添う姿勢を示していたが、そんな状況で迎えた19日のカラバオ・カップ準々決勝トッテナム戦でアモリム監督は再びラッシュフォードをメンバー外にすることを選択。試合前に『スカイスポーツ』でこのことについて聞かれた同監督は次のようにその理由を説明した。
「私は強い試合をするという要求に対処できると感じた選手を選んだ。1週間ずっとそれをイメージして選手を選んだ。ただ、選択したというだけだ。それはマーカスだけではなく、どの選手もいつも同じだ。選択しなければならなかったし、それをしただけだ」
そして、3-4でトッテナム戦に敗れた試合後、再びラッシュフォードを外したことは間違いだったと思うかと質問を受けたアモリム監督は、「チームのために正しいことをしていると思うなら、それは間違いではない。選択をしなければならない。自分の見方ではチームのために最善を尽くしていると思うので、間違いではなかった」と自身の決断に間違いはなかったことを強調した。
【ハイライト動画】トッテナムvsマンチェスター・ユナイテッド