ウルヴスの新監督に就任したペレイラ氏 [写真]=Getty Images

 ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)は19日、新指揮官にヴィトール・ペレイラ氏が就任したことを発表した。

 なお、契約期間は18カ月間の2026年6月30日までと発表。また、イギリスメディア『BBC』によると、アル・シャバブ(サウジアラビア)との契約を残していたペレイラ氏を引き抜くために、ウルヴスは82万5000ポンド(約1億6200万円)ほどを補償金として支払ったという。

 現在56歳のペレイラ氏はこれまでポルトやオリンピアコス、フェネルバフチェ、上海海港、コリンチャンス、フラメンゴなどで監督を歴任後、今年2月からアル・シャバブの指揮官を務め、今シーズンはここまでサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)で13試合を終えて、7勝2分け4敗で6位に位置していた。

 ウルヴスでは2023年8月からガリー・オニール監督が率いて、昨季を14位で終えて迎えた今シーズンだったが、プレミアリーグでは開幕10試合未勝利となるなど、第16節終了時点で2勝3分け11敗、勝ち点「9」で19位に低迷している状況から、15日にオニール監督の解任が発表されており、後任に注目が集まっていたなか、ペレイラ氏を招へいしたことが明らかになった。

 ペレイラ氏が新監督に就任したことを受け、ウルヴスのジェフ・シー会長はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「ウルヴスの男子ファーストチームの新監督としてヴィトール・ペレイラを迎え入れることができて嬉しく思っている。ヴィトールはさまざまなリーグで成功を収めた非常に尊敬されている経験豊富な監督であり、今後の試練のために新たなアプローチをもたらしてくれるだろう」

「これはクラブにとって困難な時期であり、この責任を受け入れてくれたヴィトールに感謝をしたい。選手やスタッフとともに私たちを軌道に戻してくれることに、私たちは全幅の信頼を置いており、クラブ全体が彼を成功に導くために一丸となってサポートしていく」