アーセナルに所属するスコットランド代表DFキーラン・ティアニーに古巣復帰の可能性が浮上しているようだ。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在27歳のティアニーは母国の名門セルティックの下部組織出身で、2015年4月に17歳でトップチームデビューを飾った。同クラブで公式戦通算170試合に出場すると、2019年夏にはアーセナルへ完全移籍で加入し、左サイドバック(SB)の主力に定着。しかし、ミケル・アルテタ監督が指向する戦術との親和性はそれほど高くなく、2022-23シーズンからは出場機会が大幅に減少。昨シーズンはレアル・ソシエダへレンタルで放出された。
今夏にアーセナルに復帰したものの、今シーズンはここまで公式戦1試合の出場に留まっているティアニー。報道によると、現行契約の満了が来年6月末に迫るなか、アーセナルは契約延長を行わない方針をすでに固めているとのこと。移籍金の回収に向けて、1月の売却を視野に入れているという。
現時点で欧州各地からの関心が噂されており、ティアニーの古巣であるセルティックも獲得を検討しているクラブの一つだという。同クラブは左SBを主戦場とするスコットランド代表DFグレッグ・テイラーとの現行契約が来夏で満了を迎え、契約延長の目処が立っていないことから、ティアニーの復帰を画策しているとのこと。1月に事前契約に動き、レンタルオファーを提示する可能性が浮上しているようだ。
かつてセルティックで活躍した元日本代表MF中村俊輔氏から少年時代にスパイクを手渡されたことでも知られているティアニー。アーセナルに別れを告げ、慣れ親しんだ古巣に帰還することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。