カンファレンスリーグ(ECL)リーグフェーズ第6節(最終節)が19日に行われ、チェルシー(イングランド)とシャムロック・ローヴァーズ(アイルランド)が対戦した。
ここまで5試合を消化したリーグフェーズで5戦全勝を記録し、勝ち点「15」の首位に立つチェルシー。参加チームで唯一のECL5連勝を達成している同クラブは、直近の公式戦7連勝中と破竹の勢いを見せている。そんななか、今節『スタンフォード・ブリッジ』に迎え撃つのは6位シャムロック・ローヴァーズ。指揮官を務めるエンツォ・マレスカ監督は15日のブレントフォード戦からターンオーバーを敢行し、先発9名を入れ替えながら勝利を目指す。
試合は立ち上がりからチェルシーがリズムを掌握。すると、22分にホームチームが均衡を破る。相手陣内でのポゼッションで守備網を左右に揺さぶり、ハーフライン左でパスを受けたレナト・ヴェイガが前線にフィード。対応したダラッグ・バーンズは頭でバックパスを出すが、飛び出してきたGKと意思疎通ができずにボールはゴール方向へ。最後は走り込んできたマルク・グイウが詰めて先制に成功した。
直後の26分にはコーナーキックで失点を許したチェルシー。それでも34分に再び相手のミスからシャムロック・ローヴァーズを突き放す。左サイドで連動したプレスを披露し、センターバックのダン・クリアリーがGKにバックパス。しかし、ボールの勢いが中途半端になった隙を逃さず、反応したマルク・グイウがインターセプトする。トラップでGKのタイミングを外し、確実に流し込んで勝ち越し弾を挙げた。
さらに、6分後にはチェルシーが貴重な追加点をマーク。中盤でボールを持ったチェーザレ・カザデイがマルク・ククレジャに繋ぎ、前線で裏へと抜け出したクリストファー・エンクンクにスルーパスを出す。ゴール前でDFに潰されたものの、セカンドボールをキアナン・デューズバリー・ホールがシュート。冷静に押し込んでリードを広げた。
攻勢を強めるチェルシーは前半アディショナルタイム、ショートコーナーからノニ・マドゥエケが送ったクロスをマルク・グイウがヘディング。はやくもハットトリックを達成し、大量3点のリードを奪ってハーフタイムに突入した。
58分には華麗な崩しからククレジャが5点目を記録。結局、そのまま試合は5-1で終了し、チェルシーが大勝を収めた。チェルシーがストレートインを決めているラウンド16・ファーストレグは、来年3月6日に開催。シャムロック・ローヴァーズは来年2月13日に始まるプレーオフへ進む。
【スコア】
チェルシー 5-1 シャムロック・ローヴァーズ
【得点者】
1-0 22分 マルク・グイウ(チェルシー)
1-1 26分 マルクス・ポーム(シャムロック・ローヴァーズ)
2-1 34分 マルク・グイウ(チェルシー)
3-1 40分 キアナン・デューズバリー・ホール(チェルシー)
4-1 45+3分 マルク・グイウ(チェルシー)
5-1 58分 マルク・ククレジャ(チェルシー)