レーベンは12月17日、「天才ピーラーで作った薄さ約0.3ミリの千切りキャベツは、『匂いが気にならなく食べやすい』というのは事実か」を検証するため、匂いの原因とされる「物質の量」と「時間経過による変化」の分析試験を実施し、結果を発表した。
同社によると、「天才ピーラー シルクカット」を使用してカットした野菜について、ユーザーから、「キャベツの青臭さが苦手な子どもが、天才ピーラーの千切りキャベツを食べています」「キャベツ独特の臭いが気にならなく食べやすく食感もよく、野菜苦手な子どもも喜んで食べています」といった声が多数寄せられているという。
キャベツの気になる青臭さは、キャベツの辛み成分「イソチオシアネート」が、カットや加熱などの加工を行うことで分解され、「硫化メチル」(硫黄臭など)を発生させるため。
そこで、天才ピーラーによる千切りキャベツから発散される硫化メチルの放散量(濃度)および、時間経過による放散量変化の分析試験を東海技術センターに依頼。高度分析計測機器を使用した臭気判定士による分析評価を実施した。
分析試験の結果、天才ピーラー シルクカットでカットすると、10分放置後に硫化メチルの放散量がピークに。そこからはなだらかに放散量は減少していき、30分~1時間放置後の放出量は、変動のない状態となることが判明した。
実際の生活(調理・食事)のタイミングを考えると、調理を開始してから10分後に硫化メチルの放散量(匂い)がピークを迎えるが、食事をはじめる頃には硫化メチルの放散量(匂い)は減少し、徐々に落ち着いてくると考えられる。
一方、薄さ約1.2ミリの既存ピーラーAの場合は、カットしてから10分放置後に放散量の最小値を迎え、そこからは徐々に放散量は上昇。30分~1時間放置後の放出量は、変動のない状態となることが判明した。
実際の生活(調理・食事)のタイミングを考えると、調理を開始してから10分後に硫化メチルの放散量(匂い)は一旦下げ止まりを迎えるが、食事をはじめる頃には硫化メチルの放散量(匂い)は増加し、徐々に落ち着いていくと考えられる結果となった。