しゅふJOB総研は、「世帯年収とゆとり」をテーマに行ったアンケート調査について、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に絞って再分析を行い、その結果を12月17日に発表した。同調査は2024年7月25日~8月1日の期間、「しゅふJOB」登録者420人を対象に、インターネットを用いて行われた。
家庭の家計にゆとりがあるか聞いたところ、「ゆとりがある」(27.1%)という結果になった。これについて、「普段、節約を心掛けているので、金銭的には余裕があると思う 身の丈にあった生活をしている」「外食で安くて美味しいものを食べた時に良かったと感じてまた頑張ろうと思う」「どれか1つが負担になっているのではなく、全体的に圧迫されてきている感じがする」というコメントが寄せられた。
一方、「ゆとりがない」と回答したのは65.5%だった。これについては、「保険料や税金を取られ過ぎて可処分所得が少なくなりすぎる」「ゆとりがあればすかさず、老後資金へ……ゆとりがないのが本音」「目の前に定年が迫っている年齢。現在のゆとりどころか数年先の年金生活が心配」との声が寄せられた。
家計のゆとりについて、世帯年収別に比較したところ、世帯年収500万未満については、11.5%が「ゆとりがある」と答えたが、世帯年収500万以上では35.3%が「ゆとりがある」と回答した。
世帯年収500万未満について、2021年と2024年で比較したところ、2021年は12.5%が「ゆとりがある」、2024年は11.5%が「ゆとりがある」と答えた。
また、世帯年収500万以上については、2021年は47.5%が「ゆとりがある」、2024年は35.3%が「ゆとりがある」と回答した。
子どもの人数別に、家計のゆとりを調査したところ、子どもがいない家庭は22.1%が「ゆとりがある」、子ども1人は25.7%、子ども2人以上は29.6%という結果になった。