ベンチャーサポートグループは12月17日、「居住地と働き方」に対する意識調査の結果を発表した。同調査は2024年7月26日~30日の間、テレワークまたはハイブリッドワークで働く正社員1,011人を対象に、インターネットで実施したもの。
はじめに、現在の居住エリアを選んだ理由を聞いたところ、「東京都23区・政令指定都市」に住んでいる人の理由として、「交通の便がよいため」(47.9%)が最も多い結果に。
また、「東京都23区外・その他」に住んでいる人の理由として、「生活費が安いため」(21.5%)、「自然環境がよいため」(15.9%)、「子育てがしやすそうなため」(15.8%)という意見が集まった。
将来、居住エリアを変えたいと思うかを質問したところ、5割以上が「はい」(53.1%)と回答した。
将来、居住エリアを変えたいと考えている人に変えるタイミングを聞くと、現在の居住エリアにかかわらず、「転職」のタイミングで居住エリアを変えようと考えている人が多いことが明らかとなった。また、現在の居住エリアが「東京都23区・政令指定都市」の人は、「すぐにでも変えたい」と考えている人も多い結果に。
合わせて、将来どの居住エリアを考えているかを尋ねると、現在の居住エリアが「東京都23区・政令指定都市」の人は、現在と同じ「東京都23区・政令指定都市」を考えている人が7割に上った。
一方、現在の居住エリアが「東京都23区外・その他」の人は、現在と同じ「東京都23区外・その他」を考えている人は4割弱にとどまり、「政令指定都市」を上げる人が4割近くに上るなど、「政令指定都市」への転居を考えている人が多いことが明らかとなった。
前項の質問に関連して、将来の居住エリアとして選んだ理由を聞くと、「東京都23区・政令指定都市」を選ぶ理由は、交通の便のよさや仕事の選択肢の多さであることが明らかに。
また、将来の居住エリアとして「東京都23区外・その他」を選ぶ理由は、生活費の安さや自然環境、子育て環境のよさが関係していることがわかったという。
現在、ワークライフバランスを保てているかと質問すると、7割以上が「はい」と回答した。また、理想的な働き方について尋ねると「ハイブリッドワーク(出社とテレワークの組み合わせ)」(52.1%)と回答した人が最も多く、次いで「テレワーク」(41.7%)、「出社」(6.2%)と続いた。
収入と働き方、どちらを重視しているかを聞くと、現在の居住エリアが「東京都23区・政令指定都市」の人は、「収入が減っても、テレワークで働きたい」(61.4%)、「収入が増えるなら、毎日出社でもよい」(38.6%)という結果になった。
テレワークはどこの場所で行うことが多いかと質問したところ、「自宅」(82.8%)と回答した人が最も多い結果に。自宅以外でテレワークをしている人に、テレワークの場所は自宅あるいは会社と近いかを聞くと、「会社の近く」(49.4%)、「自宅の近く」(36.2%)、「自宅と会社の中間地点」(13.8%)となった。