薄毛やフケ、ニオイなど頭皮のコンディションが気になる場合、まず気を付けるべきことといえば日常的な洗髪でしょう。毎日、しっかりと髪を洗っている人はとても多いはずです。
その一方で、自己流の洗髪方法がはたして正しいのかと不安を感じている人も少なくないと思います。そこで今回は、日々の業務で多くの男性に施術している高級理容室「ヒロ銀座」のスタッフ(理容師)さんにアンケートを実施し、 「シャンプーのコツ」について聞いてみました。
自宅で洗髪、何に気を付ける?
今回の設問は以下の通り。
男性の頭皮ケアで、これだけはやってほしいと思う、自宅での洗髪のコツを教えてください。その理由も簡単にお答えください。
ヒロ銀座の皆さんからはこんな回答が届きました。
爪を立てずに洗ってほしい。 頭皮が傷つく(勤務地:埼玉県、理容師歴9年、男性)
指の腹で洗うようにして下さい。指先や爪が当たると頭皮にダメージが入るため(勤務地:東京都、理容師歴8年、男性)
臭いが気になる。臭いが出ないように、しっかり毛穴から洗髪して欲しい(勤務地:東京都、理容師歴9年、男性)
毛流と逆らって下から上に頭皮を洗うと、地肌の汚れをちゃんと落とせる(勤務地:埼玉県、理容師歴4年、男性)
シャンプーは長め! しっかり泡だてて! (勤務地:東京都、理容師歴14年、男性)
男性のシャンプー時間の平均時間が約10秒とのことですので、60秒はしっかり洗って欲しい(勤務地:東京都、理容師歴11年、男性)
ゴシゴシ洗わず揉み込むようにして、優しく洗い流すのを意識しています。それだけでも充分脂汚れは落ちるので。過剰にゴシゴシしすぎるのは逆効果になると思われます(勤務地:東京都、理容師歴5年、男性)
まずは基本のシャンプーを丁寧に行う、という意見が多くありました。ゴシゴシと洗わず、爪を立てず、長めにシャンプーするというのが共通した見解となっています。
よく洗い流すこと。シャンプー剤が残っていると頭皮が荒れる(勤務地:東京都、理容師歴7年、男性)
シャンプーがしっかり落ちるよう最後に流す。 シャンプーの洗い残しが臭いの原因になるので(勤務地:東京都、理容師歴5年、女性)
シャワーのすすぎを3分やると頭皮汚れが7~8割落ちるみたいです。すすぎ大事(勤務地:東京都、理容師歴6年、男性)
シャンプーの前後で時間をかけて、お湯で洗ってほしいです。お湯だけでも、ある程度の汚れは落ちるため(勤務地:東京都、理容師歴7年、女性)
予洗をしっかりと行い、しっかり流す。 生活の汚れなども落とせて泡立ちも良くなり、整髪料の洗い残しも防げるため(勤務地:大阪府、理容師歴2年、女性)
シャンプー前も後もしっかりシャワーで流す。汚れが落ち切らなかったり、シャンプーが頭皮に残ってる状態だと頭皮に悪い(勤務地:東京都、理容師歴5年、男性)
シャンプーと同様に「すすぎ」も大切! という意見も多数でした。シャンプー後だけではなく、シャンプー前にお湯ですすぐことを勧めるコメントも複数ありました。
シャンプーを十分に洗い流し、すぐに乾かす(勤務地:神奈川県、理容師歴2年、男性)
しっかりとドライヤーで乾かしてほしい(勤務地:宮城県、理容師歴3年、男性)
ドライヤーをしっかりすること。生乾き臭が出ない(勤務地:神奈川県、理容師歴8年、男性)
しっかり乾かすこと。乾かしきれず湿っていると、菌が繁殖してしまうおそれがあります(勤務地:東京都、理容師歴13年、男性)
洗髪後に髪を乾かすことも重要です。自然乾燥ではなく、ドライヤーの使用が推奨されています。
トニックやシャンプー、時にマッサージ(勤務地:東京都、理容師歴8年、男性)
シャンプーとトリートメントをセットでしてほしい。シャンプーだけだとパサつき、傷みがでるから(勤務地:埼玉県、理容師歴10年、男性)
シャンプーやトリートメント、トニック、マッサージなどを組み合わせる、というアドバイスもありました。最初は面倒でも、習慣化することで効果的な頭皮ケアとなりそうです。
ワックスを根本につけすぎない(勤務地:東京都、理容師歴6年、男性)
熱すぎるお湯で洗わない。何回もシャンプーしすぎない。頭皮にシャンプー剤が残らないようにしっかり洗い流す。ドライヤーも長時間あてない(勤務地:東京都、理容師歴7年、男性)
その他のアイディアとしては上記のものがありました。いずれも意識的に行うことで、健康な頭皮を保つのに役立ちそうですね。