ローマのオーナーでもある『フリードキン・グループ』が、エヴァートンの買収を正式に完了した。19日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。
近年財政難に苦しむエヴァートンについては、以前から買収の噂が上がっていたものの正式な合意に至らない期間が続いていた。しかし今回の報道によると、フリードキン・グループがエバートンの過半数株式を取得。この買収額は4億ポンド(793億円)を超えると見られる。フリードキン・グループは9月23日に前オーナーであるファハド・モシリ氏と合意に達しており、その後、プレミアリーグによる最終承認を待っていたが、このたび正式に承認が下りたかたちとなる。
フリードキン・グループの会長であるダン・フリードキン氏は、以下のようにコメントを伝えている。
「イングランドの歴史あるサッカークラブの一つであるエヴァートンを、私たちフリードキン・グループのグローバルファミリーに迎え入れることを非常に誇りに思う。エバートンは誇り高い遺産を象徴しており、この偉大な機関の管理者となれることを光栄に思う」
「私たちはクラブにとって新しい存在だが、エヴァートンが地元の文化や歴史、そしてここリヴァプールおよび世界中のエヴァトニアンたちの生活に果たす重要な役割を十分に理解している。この遺産を尊重するとともに、この素晴らしい街の地域社会、経済、そして人々に前向きな貢献をすることに深くコミットしていく」