近畿日本鉄道は、2025年2月22日のダイヤ変更で、大阪・関西万博に向けて名阪特急を増発すると発表した。大阪難波~近鉄名古屋間で特急列車を平日に計3本、土休日に計7本増やし、「ひのとり」または「アーバンライナー」車両で運転する。
名阪特急は平日朝に近鉄名古屋発大阪難波行を1本、平日夜間に大阪難波発近鉄名古屋行を2本増発。平日朝に増発する列車は近鉄名古屋駅7時17分発・大阪難波駅9時38分着とされ、「ひのとり」を使用して運転する。平日夜間に増発する2本のうち、大阪難波駅20時20分発・近鉄名古屋駅22時43分着の列車は「アーバンライナー」車両で運転。大阪難波駅21時20分発・近鉄名古屋駅23時31分着の列車は「ひのとり」を使用して運転される。
土休日は朝の近鉄名古屋駅7時20分発・大阪難波駅9時33分着と大阪難波駅8時20分発・近鉄名古屋駅10時35分着の列車(ともに現在は多客時のみ運転)を定期列車化。午前に近鉄名古屋駅9時18分発・大阪難波駅11時32分着と大阪難波駅10時20分発・近鉄名古屋駅12時29分着、夕夜間に近鉄名古屋駅19時25分発・大阪難波駅21時34分着と大阪難波駅20時20分発・近鉄名古屋駅22時33分着、大阪難波駅21時20分発・近鉄名古屋駅23時30分着の列車も増発する。これら7本のうち、大阪難波駅20時20分発の列車は「アーバンライナー」車両、他の6本は「ひのとり」を使用して運転される。
近鉄の特急列車はその他、多客時に大阪難波~鳥羽間で運転している2本を定期列車化。大阪難波駅10時50分発の鳥羽行、鳥羽駅14時18分発の大阪難波行として土休日に運転する。平日朝、奈良線で運転される特急列車のうち、現行の大和西大寺駅7時37分発・大阪難波駅8時10分着は運転区間を延長し、近鉄奈良駅7時28分発の大阪難波行に変更。名古屋線などで平日・土休日の夜間に運転される特急列車のうち、現行の近鉄名古屋駅22時25分発・松阪駅23時33分着は運転区間を変更し、ダイヤ変更後は近鉄名古屋駅22時20分発の名張行として運転する。