入団会見を行ったヤクルト・矢崎拓也(撮影=ニッポン放送ショウアップナイター取材班)

 「8年間お世話になった広島カープの監督、コーチ、選手同僚、裏方さん、そして、ファンの皆様に、この場を借りて感謝申し上げたいと思います。8年間ありがとうございました。新しく貴重なご縁を頂いたヤクルトスワローズの縁に従って感謝して全力で自分のベストを尽くしたい、そういう気持ちで今います」

 現役ドラフトで広島からヤクルトへ移籍した矢崎拓也が19日、入団会見を行った。

 現役ドラフトを伝えられた時に、「率直に驚いたという表現が正しいと思うんですけど、電話かかってきて、その日にやっているということは知ってたんで、あっ自分だなっていうのが一番の印象です」と振り返った。

 ヤクルトの印象については「よく打たれたなって感じですかね」とポツリ。ヤクルトでは「今のところ言われたところで自分のベストを尽くせればと思っています」と気合を入れた。

 また、現役ドラフトで活躍した選手は励みになるか質問されると、「新しいチャンスをものにしたっていう選手がいることは、球界全体にとっていいことだと思うので、これから先自分の後に続く人もいると思うので、その人たちのためにも自分もその人に続けたらと思います」と語った。

 来季に向けては「ご縁を頂いたからには、ヤクルトスワローズの優勝、日本一に貢献できるように、自分のベストを尽くしていきたいなと思います。数字的なものはあんまり考えてないですけど、とにかく、貢献できるようにやりたいなと思います」と意気込んだ。

 矢崎は16年ドラフト1位で広島に入団し、6年目の22年に47試合に登板して、2勝17ホールド1セーブ、防御率1.82で一軍定着すると、翌23年は一時期守護神を務めるなど、54試合に登板して4勝2敗10ホールド24セーブ、防御率2.81。今季は26試合の登板にとどまったが、1勝1敗10ホールド、防御率3.60だった。

(ニッポン放送ショウアップナイター取材班)