カラバオ杯準決勝進出に貢献した遠藤航(画像はCLジローナ戦) [写真]=Getty Images

 リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、日本代表MF遠藤航のパフォーマンスに賛辞を送った。18日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 カラバオカップ準々決勝が現地時間18日に行われ、リヴァプールはサウサンプトンと対戦した。序盤から主導権を握ると、24分にトレント・アレクサンダー・アーノルドのロングフィードを起点にダルウィン・ヌニェスが先制ゴールを挙げ、その8分後には遠藤も絡んだ崩しからハーヴェイ・エリオットが追加点をマーク。59分に1点を返されたが、それ以上の反撃は許さず、2-1で準決勝進出を決めた。

 遠藤はセンターバック(CB)の一角としてフル出場。ソリッドな守備対応を披露しただけでなく、攻撃時には中盤にポジションを移して積極的にボールに絡み、コーディ・ガクポとのワンツーでエリオットの追加点を演出した。『Sofascore』によると、この日は地上デュエル勝率「100%」、パス成功率「93%」など好スタッツを記録。攻守に渡って躍動した日本代表キャプテンは、ファン投票によるプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に輝いた。

 スロット監督は主位快走中のプレミアリーグからターンオーバーを敷いたことについて「選手の長期的な健康のために、多くの時間をプレーした選手を休ませるという決断を下した。今後数週間はスケジュールが再び厳しくなるからね。それが我々のやり方であり、その中で勝利することができて良かった」と言及しつつ、“偽CB”として躍動し、後半途中からはキャプテンマークを巻いた遠藤を次のように称賛した。

「もし誰かに大きな賛辞を送らなければならないとしたら、それは遠藤航だろう。なぜならば、このような状況、そして異なるポジションであれほど良いプレーをしているのは、彼がいかに質の高い選手であるかを示しているからだ。しかし、何よりも彼がどのようなメンタリティーと性格を持っているかを示しているのかもしれない」

【ハイライト動画】遠藤航は“偽CB”で躍動! リヴァプールがサウサンプトン撃破で準決勝へ