アーセナルに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスがクリスタル・パレス戦を振り返った。18日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
カラバオカップ準々決勝が現地時間18日に行われ、アーセナルはクリスタル・パレスと対戦した。開始早々の3分に先制を許したものの、54分にマルティン・ウーデゴーアの絶妙なラストパスを受けたジェズスが同点ゴールをマーク。その後は、ブカヨ・サカとウーデゴーアのパスに鋭く抜け出したジェズスが2点を追加すると、クリスタル・パレスの反撃を最終盤の1点に抑え、3-2で準決勝進出を決めた。
ハットトリックを達成し、チームの勝利に大きく貢献したジェズス。現地紙『イブニング・スタンダード』はチーム内最高となる10点満点中「9点」という高評価を付け、「ブラジル人にとっては夢のような夜だった。今年は今夜まで2回しかゴールを決めていなかったが、後半にセンセーショナルなハットトリックを達成した。素晴らしい」とそのパフォーマンスを称賛した。
カラバオカップ4回戦のプレストン戦以来、約1カ月半ぶりにネットを揺らしたジェズスは「最高の気分だ。もちろん前半はベストではなかったが、後半は自分たちの仕事をやり遂げ、ボールをキープし、多くのチャンスを作った。マルティンとB(サカ)が素晴らしいパスを入れてくれたので、自分のアクションを終えることができた」と試合を振り返りつつ、アシストを記録した2選手への感謝を語った。
「マルティンのクオリティは素晴らしい。彼は決定的なパスを出し、ゴール前まで連れて行ってくれるタイプの選手だ。僕は彼に『君の実力は分かっているから、スペースが空いていたら僕は裏に抜けるよ。僕はそこにいるから、君は見なくても良いよ』と言ったんだ。彼は素晴らしいパスを出して、僕はプレーを終えることができた。Bもそうだが、今日は全員が素晴らしかったと思う。最後には自分たちの仕事をして、試合に勝つことができた」
決定機を逃したチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節のモナコ戦を含め、今シーズンここまで思うように結果を残せていなかったジェズス。「モナコ戦では2つの決定機を逃したが、今日の試合よりも難しかった」と前置きしつつ、次のように言葉を続けている。
「もちろん、あの試合で得点できなかったのは残念だったが、僕は心をクリアに保ち、毎日コーチと仕事をすることに集中した。彼は『君は素晴らしい選手だ。落ち着いていれば得点できる』と言ってくれたが、今日はまさにそれをやり遂げた。ゴールを決めることができて嬉しいよ。なぜなら、9番を背負い、ゴールを決めなければならないというプレッシャーは常にある。それこそが僕の挑戦だ」
【ハイライト動画】ジェズスがハット達成! アーセナルが接戦制しカラバオ杯準決勝へ