アンファーは12月18日、「まつ毛」に関する調査の結果を発表した。調査は2024年9月、20~60代の女性300人を対象にインターネットで行われた。
平成vs令和、まつ毛美容にかける金額は?
「平成から『まつ育』という言葉が浸透し、令和になった今では多くの方がまつ毛美容液を使用したり、まつ毛メイクにこだわったりと、まつ毛に時間やお金を使うようになっている」と同社。平成と令和で比較したとき、まつ毛美容にかけるお金、時間はどれほどの変化があるかの調査が行われた。
5~6年前と現在の「1か月間あたりにまつ毛美容にかけるお金」を調査したところ、5~6年前は平均2,990円、現在は平均3,880円という結果に。平成から令和にかけて、平均890円増加していることが明らかになった。
また、5~6年前と現在の「1か月間あたりにまつ毛美容にかける時間」を調査したところ、5~6年前は平均17.8分、現在は平均20.1分という結果に。平成から令和にかけて、平均2.3分増加していることが分かった。
実際にメイクで重点に置くパーツを調査したところ、「ベースメイク」に次いで「アイメイク」が第2位であり、その中でも特に「アイシャドウ」や「アイライン」などを抜いて、「まつ毛メイク」が1位という結果になった。
各年代が「まつ毛に求めること」
20代から60代の女性300人に「まつ毛で重要にしていること」を調査したところ、20代では43.3%が「長いこと」が最も重要であると回答した。一方で「長さ」は、30代では36.7%、40代では33.3%…と、年齢を重ねるにつれて需要が下がることが明らかになった。
また、「しっかりとして抜けづらいこと(ハリ・コシがあること)」を重要視するという意見が、20代では33.3%で第2位だったのに対し、30代では38.3%と増加し、「長いこと」を重視する意見を超えて第1位に。30代以降においては、「ハリ・コシ」が最も重視されているという結果になった。
具体的な年齢では、31歳において「ハリ・コシ」を求める需要が「長さ」を超えることが分かった。次第にまつ毛が細く弱くなっていることを実感し、長さ以上に、より根本的な「抜けにくく、健康的でしっかりしたまつ毛」を手に入れたいと思う人が増えるのだと考えられる。
また調査から、まつ毛の「ボリューム」の重要性が、年齢に比例して増加することが明らかになった。50代以降は「長いこと」を求める声よりも、「ボリュームがあること」を求める声が上回っている。
このことから、20代では「まつ毛は長さが重要」と思う人が多い一方で、31歳の分岐点を超えると、まつ毛一本一本の強さが失われていることを実感する人が増え「ハリ・コシ」を重視するようになり、さらに加齢が進むことでまつ毛の密度や本数といった「ボリューム」を重要視する人が増加する、という年代ごとの傾向が読み取れる。
まつ毛に関する美容施術
まつ毛パーマ・まつ毛エクステ・マスカラパーマなどのまつ毛に関する美容施術について調査したところ、20代では7割以上が施術をしていると回答した。一方、30代では36.7%であり、施術している人の割合が一気に下がる結果に。しかしながら、40代になると53.3%と、施術している人の割合が増加することが分かった。
また、50代、60代になると施術していない人の割合が多く、7割以上が「施術をしていない」と回答した。