2022年10月にTravis Japanとして世界デビューを果たし、俳優やタレントとしても活躍している松田元太が、ディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』(12月20日公開)の超実写プレミアム吹替版で声優に初挑戦した。活躍の幅を広げている松田にインタビューし、今の仕事に対する思いや今後の抱負を聞いた。

  • Travis Japanの松田元太

    Travis Japanの松田元太 撮影:蔦野裕

本作は、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王と、彼の命を奪ったヴィランであるスカーの若き日の物語。親と生き別れ孤児となったムファサと、後にスカーとなる若き王子タカの、血のつながりを超えた兄弟の絆に隠された驚くべき秘密を描く。超実写プレミアム吹替版で主人公ムファサ役を尾上右近、ムファサの“弟”タカ(若き日のスカー)役を松田元太が演じ、歌声も披露している。

――松田さんは、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんに憧れ、アイドルになりたいという思いで芸能界に入られたと思いますが、俳優やタレントとしても活躍されている今のお仕事に対する思いをお聞かせください。

楽しむということが一番の軸であるというのはずっと変わっていませんが、ずっとサッカーをしていたというのもあって、仲間の大切さをすごく感じるし、年々いろいろなお仕事を経験させてもらって、メンバーやマネージャーさん、ファンのみんながいるという、その大切さをより強く感じています。どんな時でも助けてくれる仲間がいるとわかっていると、ソロ仕事も楽しんで全力でできるし、疲れてグループに戻った時にそっとしてくれる時もあれば、話を聞いてくれる時もあって、メンバーの存在の大切さをすごく噛みしめられるようになってきて、より一層、お仕事の責任感や活動している意味も感じています。

――個人の活動もグループのためにという思いが強いのでしょうか。

その思いがどんどん強くなる一方で、ソロの仕事は100%、イコールTJで、自分はTJの松田元太なので、そこを大事に……大事にする必要もないというか、当たり前なので、TJがより大きくなるためにレッツゴー! って感じです(笑)

――俳優業のやりがいはどのように感じていますか?

普段の自分じゃない姿だったり、思考回路だったり、生きるバックボーンを作っている時間は楽しいし、演じている瞬間も、自分はそこにはいないというか、役でいられる時間がすごく楽しくて好きです。

――活躍の幅が広がっていますが、今後はどうなっていきたいと考えていますか?

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よりたくさんの人にTravis Japanを知ってもらって、個人も知ってもらえたら。TJを知ってもらう入り口というか、きっかけをメンバーそれぞれが作っていけたらいいなというのが、自分の目標だし、TJの目標でもあります。

――『ライオン・キング:ムファサ』をきっかけに、松田さん、そしてグループに興味を持つ方もきっといますよね。

ディズニーは大きい! と思っています(笑)。マツダマン(『ドッキリGPで松田が扮するキャラクター)で知ってくれる小さい子もいっぱいいますし、僕もヒーローが好きで、『ライオン・キング』の世界にもヒーローはいて、世の中にはいろんなヒーローがいるので、みんなのスーパーヒーローでいられるように自分も頑張りたいなと思っています。

――松田さんが目指すヒーローとは?

そこがまだ定まってないんです。山田くんとか先輩の皆さんも、後輩にとってはヒーローですし、ファンの皆さんにとってもヒーローで、そういう風に誰かの何かのヒーローになれたらいいなと。先輩たちから夢や元気、エネルギーをもらってきたので、僕もそういったものを吸い取ってもらえる存在になれたらと思います。